君に鈴蘭を【stpr】

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Rinu side 【現在】


俺達の親は、 いわゆる"グズ親”らしい



だからかなーくんが18を越えてからは親は


いずに暮らしている。



ーー


『ぱぱぁー！』

父「なんだよ…うるせえな！ 黙ってろ!!」

ななもり。「莉犬くんはわるくないよ」

母「五月蝿いわね 喋らないで頂戴」


ーー
何て言うのは日常茶飯事で


今聞くと親は



仕事に行くと嘘をつきパチンコへ行ったり



金のためなら、なな兄の塾の費用が必要だと



嘘いい祖母にせびり



しまいには万引きを繰り返す始末



そんななかでも子供は産み続けて



俺の妹にはもう



「なんで女なの」って言って



目に見て病気と分かるのに



病院に連れていかなかった


『よし！行こ』


ガチャ


部屋の前には



さとみがたっていた


さとみ『うぃー』

『何その格好』


さとみが着ていたのは


でかく"うんこ"と書かれていたTシャツ

『今日どこ行くか覚えてる？』

さとみ「旅行……………と墓参り」

『旅行もだけど墓参り優先！！』

さとみ「だるい」

『はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ、





うんこ特集今週あったあの雑誌買わないよ？』

さとみ「喜んで着替えさせていただきます」

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