【カゲプロ】天才声優少女の愛され事情

５　夢主side ページ7

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それから､
猫目さんと長袖さんに着いて行った。

すると２人が立ち止まったのは一本の裏路地へ
続くビルの間の細い道だった。

「あ､あの･･･?」
「すまないな…ほらカノ!!お前が行け」
「えぇ〜!?僕も哉谷ちゃんの後ろから歩きたい!!」

え、なんてくだらない事で口論してるの…←

「お前が行け」
「うﾞぅ〜…わかったよ。
その代わり哉谷ちゃん！手繋ごう！」
「はぁっ!？お前何言って＿＿」

「別に良いですけど？」

とりあえずさっさとこのくだらないやり取りを
終わらせたい一心に､手をさしのべた。

「やった〜!!じゃ行こっか♪」
「クソッ…覚えておけよバカノ…!!」

＊＊＊

奥へ行けば行くほど狭くなる裏路地に
思わず足を止める。

「？…どうしたんだ哉谷」
「怖くなっちゃった?でもほら･･･あとちょっとだから､行こう?」

人１人がギリギリ通れる位の狭い路地だから
前に猫目さん､後ろに長袖さんの居るこの状況で
逃げる事も出来ない為、仕方なくまた足を進める


＿＿＿＿＿＿


「はい､到着!!」
「わっ･･･すみません！」

突然立ち止まった猫目さんの背中にぶつかり
その後ろから長袖さんがぶつかる。

言わば玉突き状態。

「良いよ良いよ､気にしないで?
ってかキド!!さりげなく哉谷ちゃんにくっつかないでよ！」

「は？ずっと手を繋いでるお前に言われたくないな」

頭上で喧嘩を始める２人に苦笑いを浮かべて
長袖さんに向き直る。


「ね､入りましょう?」


そして無事､顔を赤らめた長袖さんと
不満げな顔をした猫目さんと共に
アジトとやらに入る事が出来た。


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