6日目【吸血鬼】 ページ6
さらさらの黒髪が、私の首筋に当たる。
私達は制服だと言うのに、ポタポタと垂れた私の血を凛月はどう説明するつもりなのだろうか。
私は軽く正気が戻ってきたところだったのだが、何故か凛月はぐりぐりと私の肩に顔を埋めている。
「Aが俺以外の、・・・・・・ましてやあんなクソ姉のせいで血が不味くなるなんて・・・・・。何、またあの女男連れ混んだの？」
「凛月は遠慮と配慮って言葉を知らないの？」
いや、代々あってるんだけどさ。
あの女の鳴き声が、高い声が鼓膜に貼り付いて離れない。
いくら、耳を塞ごうと他のことを考えようとも呪いのような、呪文のような言葉はたとえどんな事を私がしていようとお構いなしだ。
「まぁ凛月の意見はあっては、いるんだけど・・・・・・」
ああ、そっか。私怖いんだ。
姉さんが、怖いんだ。
いつも姉が私の知らない姉になって、知らない男を求めていることが気持ち悪くてしょうがないんだよ。
ぎゅ、と自覚したせいか震える手で凛月の制服の裾を掴んだ。
「・・・・A、大丈夫大丈夫。俺がずっと一緒にいてあげる。あの姉から守ってあげる。
.
だから、大丈夫だよ。俺のお姫様、A」
姉は怖いけど、この吸血鬼は怖くない。
だって、まるでお姫様になったようなゾクリとした優越感に一瞬浸ってしまったから。
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恋乃 - ものすごく面白いのでこれからも頑張ってください応援しています (2021年1月19日 12時) (
レス) id: 39b0ab1df5 (このIDを非表示/違反報告)
apple@元彩月(プロフ) - ゆりりあさん» はい！ずっと応援してますね！更新頑張って下さい！P.S.図々しいですが私の作品読んでみてください！リクエストくださいな…！ ←図々しくてほんとにすみませんm(__)m (2018年9月27日 16時) (レス) id: bffc3cfc37 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりりあ - apple@元彩月さん» 変な言葉になってましたwまた、お時間があったらここで会話しましょうね！ (2018年9月27日 16時) (レス) id: b4acc91cdf (このIDを非表示/違反報告)
ゆりりあ - apple@元彩月さん» こちらこそ、ありがとうございました！これからも応援宜しく御願いします！ (2018年9月27日 14時) (レス) id: b4acc91cdf (このIDを非表示/違反報告)
apple@元彩月(プロフ) - ゆりりあさん» そっちですかww おっ、仲間ですね ほんとにwww にしても会話長引いちゃってすみません (2018年9月25日 18時) (レス) id: bffc3cfc37 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆりりあ | 作成日時：2018年9月11日 20時
