ク ズ 達 の 本 音 【あんスタ】

七日目【嫌い】 ページ7

兄弟の下の子というのは、難儀なものだと俺は思う。





兄・姉が精神的暴力を振るってくる最悪の場合が俺とAだったから。







精神的攻撃といっても、俺は彼奴に置いていかれて可笑しくなった。ま〜くんは家庭環境が辛いのに彼奴のために俺といてくれた。





それに比べてアンタはどうなんだ。と彼奴に聞いてやりたくなる。






唐突だけれど俺は、Aの姉である雫が大嫌いだ。





見た目こそいいものの、性格は外見だけ取り繕って馬鹿みたいに無自覚のフリして。かといって、男好きかと思えばそうじゃない。






ねぇ、A。





Aは知らないだろうけど、アンタの姉は思ってる以上に歪みが膨れ上がってるよ。





全てはAの苦しんだ喘ぐ顔を見たいがために男と体を重ねて、わざわざ見せ付けて・・・・。馬鹿だよねぇ、そんなことで性別の壁が打ち破れるわけしゃないのに。




「だから、俺はアンタが嫌い」



『あら、そう。私も大嫌いよ』




嫌いな彼奴から久しぶりにかかって来た電話の声は、何故か楽しそうであった。





てか、なんで電話番号知ってるの。俺教えた覚えないんだけど。



本当、Aが関わるとこの女は面倒くさい。

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