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29話 ページ33

それは僕が6歳の頃…









ぱんっ!!!!!!

レン)「っ!!」

僕の頬を叩くお母様…

母)「何度言ったらわかるの!?そこはこういう風に歌うの!」

父)「お前は本当にダメダメだな!」

レン)「ごめ…なさ…い…(ブルブル」

僕は夜中に歌の練習をさせられる…

親は僕とリンを歌手にしたいみたいだけど…僕だけにはいつも厳しかった…

母)「はい!もう一回やって!」

ガチャっ

リン)「どーしたの?お母様とお父様とレン…」

母)「あ!起こしちゃった?(汗)」

父)「ごめんなリン…今レン歌の練習していたからな」

リンの前だと…優しくなるけど…

リン)「そーなの?レン」

レン)「う…うん…」

リン)「でもさっきぱんっ!!!!!!って凄い音したよ?それにレンのほっぺ赤いよ?」

母)「あ!それはね!レンがうまく歌えてないから自分で自分のほっぺを叩いたのよ!おかしいでしょ?」

そうやって嘘を言う…

リン)「そーなんだ…大丈夫?」

父)「ほら!リンもう寝なさい」

リン)「はぁーい!レン頑張って!」

レン)「!リンお姉ぇちゃ…うん…頑張る」

バタンっ

母)「はぁ…さっ!やるわよレン」

レン)「はい…(ビクッ」

僕は声が枯れるまで歌ったのに…

父)「もっと綺麗な声が出せるだろ!!」

バシッ!!!!

レン)「いっ…(ポロッ」

母)「泣いてる暇があるならちゃんとやりなさい!!」

もうやだ…なんで僕だけにはいつも厳しいの?といつも思ってた…

レン)「(ブルブル」

怖くて声が震えた…

父)「…今日はここまでにしておいてやろう…明日もやるからな!」

母)「ちゃんと歌えるようにするのよ!」

バタンっ

ヘタっ

レン)「…っうぅ…ヒック…(ボロボロ」

僕は終わるといつも一人で泣いていた…

でもたまに…

ガチャっ

リン)「レン?大丈夫?」

レン)「!?リンお姉ちゃん…(ポロポロ」

リン)「よしよし…大丈夫?」

レン)「うん…ねぇ…リンお姉ちゃん…ぎゅうしてもいい?」

リン)「うん…いいよ」

ギュッ

いつもリンに慰めてもらっていた…

レン)「えへへ…やっぱりリンお姉ちゃんあったかい…」

リン)「ふふっ元気でた?」

レン)「うん!ありがと!リンお姉ちゃん」

リン)「うん!よし!寝よっか!」

レン)「うん!」

ギュッ

僕はリンが好きだった…

たった一人の僕をわかってくれた…

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あいりん@鏡音レン@シンタロー(プロフ) - 鏡音レン@ゆりにゃんさん» ぇ━(*´・д・)━!!! (2015年5月25日 22時) (レス) id: ed199965a5 (このIDを非表示/違反報告)
鏡音レン@ゆりにゃん(プロフ) - あいりん@鏡音レン@シンタローさん» そこはヒミツ(o>Д<)bシィッ(笑) (2015年5月25日 22時) (レス) id: 593a3d64a9 (このIDを非表示/違反報告)
あいりん@鏡音レン@シンタロー(プロフ) - 鏡音レン@ゆりにゃんさん» じゃあレン君で (2015年5月25日 22時) (レス) id: ed199965a5 (このIDを非表示/違反報告)
鏡音レン@ゆりにゃん(プロフ) - あいりん@鏡音レン@シンタローさん» コノハだな!シンタローよくわからんし!(笑)← (2015年5月25日 22時) (レス) id: 593a3d64a9 (このIDを非表示/違反報告)
あいりん@鏡音レン@シンタロー(プロフ) - 鏡音レン@ゆりにゃんさん» そこはシンタローで (2015年5月25日 22時) (レス) id: ed199965a5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆりにゃん | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kakuumusou1/  
作成日時:2014年8月29日 20時

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