双子の片割れ【あんスタ】【瀬名泉】

パフェ7個 ページ9

生徒会室に入れば
私は言葉を失った。

…生徒会室ってこんな豪華なの？
会長席とはもう、社長座ってそう
多分、校長でもこんな豪華な椅子
座ってないですよ？



「はい、どうぞ♪
　ダージリンって知ってるかい？
　今朝持ってきたんだ」



ぜひ感想を聞かせてほしいと
私が座ってる正面には彼は座った



『…美味しいです
　
　紅茶あまり飲まないので
　こんな感想ですみません。』

「ううん、構わないよ
　それなら良かったよ」



そこから、沈黙が続いた
気まずくて、紅茶の飲んでいたら
あっという間に無くなってしまった



「うん♪飲んでもらえてよかったよ

　紹介が遅れたね
　僕は天祥院英智、アイドル科の生徒会長だ。」

『私は、朱桜Aです。
　普通科の1年です。』



普通に考えて
ココに…アイドル科の生徒会室に
普通科の私がいること自体おかしい



「朱桜…？

　あぁ、君がか…」

『？何か言いましたか？』

「何でもないよ♪
　よろしくね、Aちゃん』

『よろしくお願いします』



できれば、アイドルとは
よろしくしたくない…



「さっきは急に呼び止めてしまってすまないね
　君が司くんに似ていたものだからつい」

『いえ、大丈夫です
　昨日も同じようなことあったので』



ハハハ…と苦笑すると
おや、そうなのかい？と
更に興味を持ってしまった天祥院先輩



『はい、昨日、かさくん？
　という人と間違えられて…』

「かさくん…？
　あぁ、司くんとかさくんは
　同一人物だね」

『え、天祥院先輩から見ても
　そんなに似てるんですか？』



2日連続で間違えられることある？
ないよね？普通。



「うん、そっくりだよ
　まるで双子のようだね♪

　それから、天祥院先輩なんて堅苦しいな
　気軽に英智で構わないよ」

『双子…？

　いやいや、先輩で会長さんを
　呼び捨てなんて…』



英智先輩で勘弁してくださいと
言うとわかったよ…と渋々納得した



「Aちゃんは、ひとりっ子？」

『いえ、双子だったとは聞きました』

「じゃあ、もしかした…」



ガチャ____



「早いな英智…と…
　なぜ、普通科の者がいる」

「おや、おはよう敬人
　彼女は僕が呼んだんだ」



そろそろ、8時だし戻らないと…



『生徒会の方も来たようですし私は戻ります。
　短い時間でしたが楽しかったです
　英智先輩、ありがとうございました』



Aちゃん、またね
　
と英智先輩か手を降ったのを見て
生徒会室を後にした

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