双子の片割れ【あんスタ】【瀬名泉】

パフェ2個 ページ3

『(…どうしてこうなった)』



今の状況を説明しよう。
私は、四人がけの席1人で座っていた
それなのに今、正面には嵐ちゃん
横には瀬名泉が座っている



「ごめんなさいね！
　Aちゃん、席空いてなくて…」

『ううん、気にしないで。』



一応、瀬名泉に自己紹介をして
テストが近かったので
イヤホンをつけ勉強に取り掛かる。


しかし、勉強が苦手な私は
ワークを開いてわからない問題に
出会ってしばらくすると船を漕いでた。

すると、嵐ちゃんと話をしていた
瀬名泉が突然、イヤホンを取った



「眠いなら寝れば？
　そんな、船漕ぎながら勉強
　したところで頭はいらないでしょ

　肩ぐらい貸してあげるけどぉ？」

「大丈夫よ、こう見えて泉ちゃん
　優しいのよ〜？
　私達が帰るときには起こしてあげるから
　おやすみなさい♪」



と嵐ちゃんが言うので

失礼しますと言って
瀬名泉の肩を借りて寝ることにした。



〜〜
‹Noside›


1分もしないうちに朱桜Aは寝息を立てていた



「それにしても、珍しいわね
　Aちゃんって、あまり懐かないのに
　泉ちゃんにはすぐ懐いてる」



そう、彼女は人見知りではないがなかなか懐かない
信用している人の前で素顔は出さないし
絶対に寝たりしない。



「俺は知らないけど疲れてたんでしょ」


というと鳴上嵐はスマホを取り出し
パシャリと写真を取った。



「ちょ、なにするの
　許可もなしに取らないでよねぇ？」

「まぁまぁいいじゃないの♪
　やっぱり、Aちゃんは可愛いわぁ」

「全く…親じゃないんだからねぇ

　…って、Aってかさくんに似てない？
　名字も朱桜だし」

「そうなのよ！それで前に聞いてみたの！

　でも、はっきりした答えは帰ってこなくてね…
　Aちゃんって、双子の妹みたいで
　一応、お兄ちゃんがいたことは
　知ってるみたいなの。

　でも、会ったことないし
　見たこともないんですって」

「はぁ？意味分かんないんだけど？」

「私も詳しいことはわからないけどね」



いけない、話が逸れたわと
二人がもともと話していた話題に戻った。

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