【お手本】 ページ34
ｺﾝｺﾝというノック音と共に
私達は防音室へと入った
開けた瞬間、とんでもないオーラが
出てきたなんて私は知らない…
うん…知らない
それが、古原にベタベタされてる
泉からだなんて知らない…。
「朱桜司、ただいま戻りました♪」
「司くん〜♪おかえ…」
勢い良く振り返り、私を
視界に入れた瞬間、古原の笑顔は剥がれた。
でも、すぐに貼り直す。
うーん、50点かな。
演じるなら完璧に。
この演技をステージでやったら？
ステージ上での地位はただ下がり。
「あ、Aお姉様を
見かけたので一緒に来ました」
「え…A先輩…」
「A？体調は大丈夫なの？」
むくっ、と音がつきそうなほど
素早く起きた凛月
「あー、うん体調っていうか…
授業に出てないから陣さんが
勘違いしただけで、全然平気だよ」
心配してくれた凛月に眩しいくらいの
笑顔で言ってあげた。
私がする事に気づいたのか
一瞬、凛月が笑ったのは見なかったことに。
演技のお手本を見せてあげよう。
完璧のね。
「ほんとだよねぇ〜
今日、A一回も授業でみてない」
ははは…っと苦笑すると
「A先輩…授業でてないんですか？
じゃあ、プロデュース
だけするんですか……？」
「まぁ…ね。
この学院にいるプロデューサーは
一学年に一人ずつ。
それに対して数多くのユニットがあるの。
一人でも休んだら？
どこかしらのユニットの予定が狂う。
そんなこと、誰も望まないでしょ？」
古原に笑顔で問いかける
「授業でてないのに
プロデュースだけするなんて
私は納得できません。」
「それはそうかもしれないけれど…
その前にあなた、何故ここにいるの？
今日、2winkのプロデュースのはずだよね？」
図星をつかれたからか、
「そんなの休みにしましたよ！
2winkをプロデュース？
笑わせないで？
あんな出来たてのユニットより
Knightsを私がプロデュースした方が
ずっといい！」
あー、キレちゃった。減点対象
って…え？2winkはわがままのせいで
プロデュース中止？
「少なくとも、貴方がいなくても
Knightsは自分たちで練習できる!!
貴方なんて必要ないの！
大体、Knightsを
壊したのはお前でしょ!!」
その言葉を発したとき
レオは、とても責任を感じた顔をしていた。
せっかく復活してきたレオに
あんな顔させるなんてありえない。
ごめん、お手本中止。
お手本なんてやるってる場合じゃない
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友梨奈(プロフ) - 十六夜 桜さん» ありがとうございます！更新頑張ります！！ (2020年1月6日 8時) (
レス) id: fe2c052c81 (このIDを非表示/違反報告)
十六夜 桜(プロフ) - 作品面白いです！続き待ってます (2020年1月5日 20時) (レス) id: 12d90357d6 (このIDを非表示/違反報告)
友梨奈(プロフ) - 紅さん» 更新止めてすみませんでした！！これからがんばりますのでよろしくお願いします！ (2020年1月3日 0時) (レス) id: fe2c052c81 (このIDを非表示/違反報告)
紅(プロフ) - ま！…まま！…真逆の此処で終わりですか！！ビックリしすぎて思わず叫びそうになってしまいました！！ (2019年7月14日 23時) (レス) id: 5c635e6563 (このIDを非表示/違反報告)
友梨奈(プロフ) - ゆかさん» 失礼だなんて、よくこういう事があるので助かります！直しておきました。ご指摘ありがとうございました(*_ _) (2018年4月28日 9時) (レス) id: 602e35c6bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：友梨奈 | 作成日時：2018年4月25日 16時
