6人目のKnights No.2

【ホームルーム】 ページ3

あれから泉と学校にやってきた私。

校舎に入ったときたまたま
「転校生が来る」という噂を耳にした
もちろん、あんずちゃんとは別人である
新しい転校生は1年生らしい

教室までたどり着き

「ま、そんな関わることないかな」


と無意識につぶやくと


「何言ってるの〜？
ここはアイドルがたくさんいるんだよ？
俺は女の子好きだから嬉しいけど
皆がみんな、Aちゃんとか
あんずちゃんみたいな子じゃないから
注意しなきゃだめだよ」

「え、薫？
女の子好きのあなたが言うなんて
珍しいね」


と答えたものの隣りに居たのは
泉だったはず……


「俺だってそれぐらいね

あ、なんで俺がいるんだろうって思った？
せなっちはね、月永くんの奇行を
止めに行ったよ♪」


あぁ、そういうことね
相変わらずのレオの奇行
泉おつかれさま…


そのおかげか泉はホームルームギリギリに来た
とてもイライラしているのが伺える
薫はというと…いない、どこかへ行ったんだろう

まぁ、でもこれで
少しは仕事量を分けられる！

挨拶に行きたいけど
一人で会いに行くのもなんかな…


「あ！泉！その転校生に
興味あるよね？だから一緒に
あとで会いに行こう！」


と言った。

泉はイライラしているせいか
返事はしてくれなかったけど、頷いてくれた


思ってた通りに進まない現実。

私が会いに行ったのは
「仲良くなるため」だったのに_______

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