料理の教え方 ページ5
貴方が携わる会議に疲労し、目元に隈を残してぐったり寝ている時。
「……。」
朝一番に貴方の寝顔を数分眺めた早起きな中也君はキッチンへと向かうでしょう。
抜き足差し足。足音は絶対に立てません。
何やら食材を物音に気を付けながら引き出してきます。
彼はフライパンを熱して油をひき、
慣れた手つきで卵を割り落とします。
焼いている音が静かな朝によく響きます。
「キッチン遠くて助かった…。」
どうやら疲れている貴方の睡眠を邪魔させたくなかったようです。彼は気遣い上手ですね。
欠伸していますね、眠いのでしょう。
おっと。
後ろから包帯が巻かれた手が彼の両肩に……
「ばぁっ」
「っだぁ!!!?」
思いっきり両肩へ力を入れ落としました。
思わぬ衝撃に心臓が飛び出そうになった中也君。
大声で叫んでしまい慌てて口をつぐみ、後ろの犯人の胸ぐらを掴みます。おこです。
「手前朝から…ッ…!
今日に限ってなんで早いんだよ、寝てろ…!」
「中也がこそこそやってるから気になっただけ。それになんで小声__」
「Aにばれないようにしているんだろうが…!」
太宰君が黙りましたね。
彼の行動に気づいて思考しているようで。
これは僕も褒めてもらえるチャンスだという考えに至りました。
分かりやすいですね顔に出てます。
自信満々な笑顔で人差し指を立てて一言。
「僕も作る。」
.
とんでもない異臭が漂う室内に貴方は飛び起きます。ワーワーギャーギャー聞こえるキッチンに直ぐに向かいましょう。そこが源です。
おはようと挨拶が交わされますがそんな処ではありません。
着いたら息を止めましょう。
鼻を摘まめば太宰君が気にしてしまいますから。
「Aこいつやべぇ物作ろうと__やめっ、近づけんな!」
「美味しそうじゃない?
良く発酵した納豆と牛乳の香りする。」
「嗅覚と視覚絶対狂ってるだろ!」
モザイクレベルの
後に貴方の皿の上に乗るものとなります。
その時は息を止めて食べましょう。中也君が止めてくれますが頑張りましょう気合いです。
__…太宰君には今度料理を教えましょう。
中也君に限っては満点です。
『美味しい…!』
貴方の笑顔が無いと彼等は満足しませんからね。
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聖良(プロフ) - 初コメ失礼します。この作品とても好きです。更新頑張ってください。ずっと応援しています。 (2023年1月15日 11時) (レス) @page47 id: 6b3156758f (このIDを非表示/違反報告)
白氷(プロフ) - 三斗(トリップ願望者)さん» ゆっくり更新ですが、気長に待ってくださると嬉しいです…!ショタは永遠です。これからも【双黒の育て方】をよろしくお願い致します! (2022年8月15日 21時) (レス) id: 390407dfce (このIDを非表示/違反報告)
白氷(プロフ) - まるさん» お久しぶりです。なかなか更新できる時間が少なく、更新を滞っていました……全部見直してくれるだなんて本当に嬉しいです。更新気長に待って下さい…! (2022年8月15日 21時) (レス) @page45 id: 390407dfce (このIDを非表示/違反報告)
三斗(トリップ願望者) - また更新してほしいです。推しのショタって神ですよね(´∀`*)ウフフ (2022年7月30日 1時) (レス) @page43 id: 50d700a5ed (このIDを非表示/違反報告)
まる - お久しぶりです!最近はなかなか更新の連絡がないので少し心配でした(-_-;) いま、全部見直してきた所なんですが、やっぱり神ですね。死ぬほど神です。更新永遠に待ってます (2022年7月4日 23時) (レス) @page43 id: 5775e80e82 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白氷 | 作成日時:2021年10月23日 17時