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第41話 オリキャラ注意 ページ44

うーん…どうしよう…

目の前にはぐすぐすと泣きじゃくる男の子が。

全く泣き止む気配がない。うん、まぁ私のせいなんだけどさ

目があったとき、彼の目がとても綺麗な真っ赤になってたからつい顔を近づけて問いただしてしまったら勢いが怖かったのか怯えて泣いてしまったのだ。

どうしよ〜泣き止んでくれないよ〜!

「ご、ごめんね、びっくりさせちゃって…!」

というかこの子がもしかしなくても弟?あー頼れるお姉さんになるつもりが泣かせてどうするー!

とにかく謝ろう、悪いことをしたら謝るのだ。

「あなたの目すっごい綺麗だったから…つい近くで見たくなっちゃって…」

ぴく、と私の言葉にずっと両手で目を覆っていた男の子がゆっくりと顔をあげた。

あれ?もう目が赤くない…もうちょっと見たかったな、綺麗だったのに…残念…

「…綺麗?」

じっともう赤くない黒い瞳が私を見る。なにかを怖がってるような、期待してるような目の色だ

ほんとに?って聞かれたような気がして頷く

「…こんな、化物みたいな色なのに…」

「化物なんかじゃないよ!こんなに綺麗な色なのに!」

夕焼けを閉じ込めたような本当に綺麗な赤色だったのに!

思わず両手をがしっと掴みなんとか伝えようと大声を出すと男の子の体が固まった。

あれ?と思ったあと自分のやったことに気づきさっと顔を青くさせる。

しまった、さっき怖がらせちゃったばっかなのに、また怖がらせてどうするんだ私!

男の子もまた泣いて…

あれ?

「あ、う…」

男の子は目尻に薄っすら涙を浮かべてるもののそれよりも顔が真っ赤だ。

ま、まさかこれは…!

「大変!顔が真っ赤だよ!熱だこれ!お母さーん!!」

慌ててどこにいるかもわからないお母さんを呼びに行こうとして手を引っ張られて止められる。

止めたのは男の子だ。

「あ、あの…君の、名前は?」

ゆらゆらと揺れる不安そうな瞳ににっこりと笑みを浮かべる。

「私はA!君のお姉ちゃんだよ!」

にこにこと笑う私を見てその時ようやく男の子は笑ってくれた。

「僕の、お姉ちゃん……僕の名前は…」

このあとお母さんが来てもう仲良くなってる私達を見て驚いてた。


でも、不思議なことがある

彼はトイレに行くと嘘をついて逃げていた

母は私の部屋の少し離れた廊下であの子を待ってたらしい。

道は一本だから私の部屋の前に来る為には母と必ず出会うことになる

でも母は彼に会ってないという

ねぇ




あなたはどうやって移動してきたの?

第42話 出会い→←第40話 記憶編いくべー



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雫月 - 久しぶりに見たら沢山話が…!ふぉーーーーー!w! (2019年7月5日 21時) (レス) id: f6327c97d3 (このIDを非表示/違反報告)
雫月 - コチラコソ!アリガトウゴザイマス!(嬉しい嬉しい嬉しい!) (2019年6月24日 16時) (レス) id: f6327c97d3 (このIDを非表示/違反報告)
トメィトゥ(プロフ) - 雫月さん» こんなんでよろしかったでしょうか…コメントありがとうございますm(_ _)m (2019年6月23日 19時) (レス) id: afec6e4094 (このIDを非表示/違反報告)
トメィトゥ(プロフ) - 雫月さん» 「え、俺!?なんで俺が…あ、えっといつもありがとな、これからもよろしく…ってなに笑ってんだお前ら!!」 (2019年6月23日 19時) (レス) id: afec6e4094 (このIDを非表示/違反報告)
雫月 - シンタローからの返信欲しいです!できたらです!できたらお願いします! (2019年6月23日 16時) (レス) id: f6327c97d3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:トメィトゥ | 作成日時:2019年6月5日 17時

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