第33話 こいつ…死んでるっ!! ページ36
お腹に朝ごはんを詰め終わり再び話し合いが再開する。
「でも、能力ってどうやって確認するの?」
首をかしげてると皆も考え込む。そりゃそうだよね。てかそもそも発動させる方法がわかんないからね
「えーと、カノさんと似たような能力っぽいですよね?なら、カノさんと同じ感覚で使えば、使えるんじゃないでしょうか?」
はい、と手をあげたモモちゃんが発言する。おお、賢い
「モモ…お前、たまにはいいこというな」
「おばさん、珍しく冴えてるね」
すかさずシンタローとヒビヤの容赦ない一言。モモちゃんがお腹に一発いれてた。
すごい、アイドルとは思えない力!
きつい一発をくらいうずくまる二人を横目にふむ、と考える。
「カノって普段どうやって能力使ってんの?」
「僕?ん〜もうほぼ感覚だからなー、あーでも、僕は取り敢えず物を観察するかな?」
「観察?」
「そう、例えば形とか匂いとか感触とか、正確に捉えないとなれないんだよね。で、それを頭の中でイメージせれば、なれるかな」
「ふぅん…」
そう言われてふと考える。そういえば昨日、カノの持ってたストラップ見てなんだあれ、ってなって割と記憶に残ってた気がする。よし、試してみる価値はあるかも。
何にしようか悩んだ末偶然目に止まったマリーちゃんを見る。
マリーちゃん、白くてふわふわ、女の子。
情報を捉えて、頭でイメージする、
暫く唸って、目を開けてみる。感覚的にいうと、全然なんも感じないんだけど…
そこで気づく変化。あれ、なんか視線が低い。
「…成功したみたいだな。」
「すごい!マリーそっくりっすよ!」
キドとセトの言葉に改めて自分の姿を見る。
長い髪はそのままだけど金髪じゃなくて綺麗な白髪になってる。
マリーちゃんと目線が同じだから、背も縮んだんだろう。
『ん〜じゃあAちゃんの能力は猫目さんと同じ欺く、なんですかね?』
「どうなんだろ?同じ能力って、会ったことないからわかんない」
皆が話し合ってる中でぽけーっとしてる。私も能力者だったかー。
ふと、うずくまってたシンタローと目があった。
特になにも話すことなく見つめてるけど、なんでこっち見たままなんだろう
「…なに?シンタロー?」
「…」
「…あれ?おーい?」
特に反応がなくて試しに揺さぶってみる。するとあることに気づいて顔を青くした
「大変、シンタローが息してない!!!」
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雫月 - 久しぶりに見たら沢山話が…!ふぉーーーーー!w! (2019年7月5日 21時) (レス) id: f6327c97d3 (このIDを非表示/違反報告)
雫月 - コチラコソ!アリガトウゴザイマス!(嬉しい嬉しい嬉しい!) (2019年6月24日 16時) (レス) id: f6327c97d3 (このIDを非表示/違反報告)
トメィトゥ(プロフ) - 雫月さん» こんなんでよろしかったでしょうか…コメントありがとうございますm(_ _)m (2019年6月23日 19時) (レス) id: afec6e4094 (このIDを非表示/違反報告)
トメィトゥ(プロフ) - 雫月さん» 「え、俺!?なんで俺が…あ、えっといつもありがとな、これからもよろしく…ってなに笑ってんだお前ら!!」 (2019年6月23日 19時) (レス) id: afec6e4094 (このIDを非表示/違反報告)
雫月 - シンタローからの返信欲しいです!できたらです!できたらお願いします! (2019年6月23日 16時) (レス) id: f6327c97d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:トメィトゥ | 作成日時:2019年6月5日 17時