【twst】今宵、悪役たちと。Ⅱ【mfmf】 (ページ9)

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【番外編】リリー　パーソナルストーリーページ9

運動着

あー、飛行術か。

疲れるからやなんだよ。飛行術。

バルガス先生、私のこと完全に女扱いしてるし。

いらねぇっつうの。女扱い。

「Aは筋肉をそこまでつけなくてもいいぞ！
女なんだからな！」

その一言で、なにかが切れた。

「バルガス先生、ふざけてます？
私、女扱い嫌いなんです。
女だからって見くびられるのが嫌なので。
筋肉、つけますから。」

言ってやった。

その後は、筋トレに勤しんでみる。

しんどいわ。

何日かすると、少しずつ筋肉がついてくる。

筋肉がつきやすい体質なのかもしれない。

するとリドルに、

「A、もしかして筋トレしてるのかい？
少し筋肉がついてる気がするのだが...」

「ええ、そうよ。ちょこちょこ筋肉がついてくるのよね。」

「...ボクは、あまり筋肉がつかないから。
少し、羨ましいかもしれない。」

「...一緒に、筋トレする？」

すると、ぱぁっと、目をキラキラさせて。

「ああ！是非そうするよ！」

二人で、筋トレすると、普段より楽しかった。

リドルも、少し筋肉がついた気がした。

実験着

魔法薬学は、得意科目。

失敗できないところだ。

しかし、私の班の子はやらかす。

「ああ！しまった！」

え、その薬、

めっちゃ危険な奴では...

配分おかしいし！

「おい、お前何してんだよ！」

「す、すまない...」

仕方ないなぁ。

この子の単位はどうせ危ういんでしょ。

じゃなきゃ、こんな初歩的ミス、するわけないじゃない。

「ハイハイ、私がクルーウェル先生に言いにいくから。」

「クルーウェル先生。」

「ん？A、どうした。」

「班の子が、配分を間違えてしまって。」

「...躾が必要なようだな。
A、今回の実験は一回限りのものだと説明したが、
一年生と同じレベルに落とせばもう一度実験できる。
どうするか？」

そんなの、

「やらせてください。」

やるに決まってる。

魔法薬学は好きなんだ。

「なら、1-Bが次の時間だ。
そのときにしよう。次の時間は？」

「体力育成です。」

「バルガス先生に手は打っておく。」

「ありがとうございます。」

あんまり好きじゃない時間も乗りきれてラッキー。