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出会いは突然に ページ1

いつものように、一虎くんと店番をしていた

天気は雨で、今日は来店客が少なそうだ

閉店時間になったらすぐに店閉めて帰ろうか

そう思っていた時だった

店のドアが開くと、キリッとしたスーツを着こなした女性客が入ってきた

顔は見えないが、あぁゆうのをバリバリのキャリアウーマンというのだろうか

ペットショップに来るにはやや不釣り合いなその装いに、少しの違和感を覚えた

彼女は猫の展示スペースをゆっくりと見て回ると、とあるケージの前で立ち止まった

そして、しばらくその猫を眺めていた

その猫は今日、うちの店にきたばかりだ

俺自身も、なんだか運命的なものを感じた猫で、誰かに買われてしまうなら自分が、と思いながらケージに入れた猫

買われちまうかな…

と少し心配になり、女性客の様子が気になったので声をかけようと近づいたら、俺は思わず動けなくなった

少しウェーブがかかった長い黒髪

猫を見る横顔は優しくて、笑みをこぼすと少し八重歯が見えた

昔、俺が憧れたあの人が、そこにいるようだった

千冬「ば…、場地さん…?」

思わず、その憧れてた人の名前をこぼしてしまうと、彼女は不思議そうに俺に視線を向けた

彼女と目が合った瞬間も、やはり、場地さんと重なって見えてしまう

A「ぁの、なんで私の名前、知ってるんですか…?
どこかでお会いしたことありました…?」

千冬「ぁ、え…?
すみません、昔の知り合いに似てたので、思わずその人の名前を…
ん…?
私の名前、って…」

私の名前、と彼女は言った

場地なんて苗字、そうそういねぇよ…

場地さんに兄妹がいるなんて聞いたことねぇし



A「私、場地Aと申します
昔の知り合いって、もしかして圭介くんのことですか?
場地圭介は私の従兄妹なんです」

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神奈月(プロフ) - 凍ったライムさん» ご指摘ありがとうございます。気付かずに申し訳ありませんでした。早急に対応いたしました。 (2022年9月25日 16時) (レス) id: 4cb915c5c4 (このIDを非表示/違反報告)
凍ったライム(プロフ) - コメント失礼します、オリフラついたままになっていませんか? (2022年9月25日 15時) (レス) id: 946d60cede (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:神奈月 | 作成日時:2022年9月24日 15時

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