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大きな商談が終わり、肩の荷が降りた
今日はいつもより早く仕事を終えて、いつもとは違う道をふらっと歩きながら自宅に向かっていた
雨が降っていて、みな、急足で家路についているのだろう
ふと目についた看板に目を奪われた
A「ペケJランド…？」
中学生の時、一つ年上の従兄妹、圭介くんを思い出した
ペケJという名前の猫を可愛がっていた
私は引き寄せられるように店内に向かった
ペットショップなんて、入るのは初めて
かわいい猫や犬がいる中、1匹の猫に目が止まった
真っ黒な猫
一瞬こっちを見たけど、見てんじゃねぇよ、と言わんばかりにぷいっと顔を背けられた
圭介くんが可愛がっていたペケJによく似ている
連れて帰りたいけど、うちのマンションはペット禁止だからな…
次に来た時はもういなくなっちゃってるだろうか
予約しておいて、ペット可のマンションに引っ越すのは現実的じゃないし…
そんなことを考えていると、人の気配を感じた
しばらくながめていたから、店員さんに不審者と間違われたかな…
千冬「ば…、場地さん…？」
あれ、名前呼ばれた
ペットショップで働いてる知り合いはいないんだけど…
声のする方に視線をむけると、彼はまるで幽霊を見たかのような表情をしていた
昔の知り合いに似ていた、という彼
あぁ、きっと、圭介くんのことだと思った
母親同士が姉妹で、私たちは従兄妹
顔立ちも似ていると言われたことがよくあった
A「私、場地Aと申します
昔の知り合いって、もしかして圭介くんのことですか？
場地圭介は私の従兄妹なんです」
彼は目を白黒させながら、状況が飲み込めずにいたようだった
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神奈月(プロフ) - 凍ったライムさん» ご指摘ありがとうございます。気付かずに申し訳ありませんでした。早急に対応いたしました。 (2022年9月25日 16時) (
レス) id: 4cb915c5c4 (このIDを非表示/違反報告)
凍ったライム(プロフ) - コメント失礼します、オリフラついたままになっていませんか？ (2022年9月25日 15時) (レス) id: 946d60cede (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：神奈月 | 作成日時：2022年9月24日 15時
