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「おーい司、もうそろそろAちゃん迎えに行かないと」


「え、もうそんな時間!?待ってもう終わるから!」


「ほーい。」


「てかちょっとくらい手伝ってよ」


「世の中そんな甘くねーよ」



この野郎、たるとが手伝ってって言っても手伝ってやらないからな!!

と、口には出さずとも心の中で悪態をつきながら黙々と作業を続けていき、ようやく終わった。
たるとに終わったことを告げ、帰る準備をしていると僕の携帯から着信音が鳴り響いた。

画面を見てみれば着信の相手は母で、Aのことで何かあったのだろうかと思い、応答のボタンを押す。



「はい、もしもし」


「あ、司!?お母さんだけど!!!!」


「ああ、うん。わかってるけど、そんなに慌ててどうしたの?」


「それが、Aちゃんがいなくなったのよ!!」


「は?冗談はやめてよ母さん。Aは熱出してるんだよ?歩けるわけが…」


「冗談なんかでこんなこと電話しないわよ!とにかく今お父さんが車出して探しに行ってるから司も仕事終わったらでいいから探してちょうだい!!」



待ってよ、Aがいなくなった?あの身体で?

だんだんと状況を理解していくのと同時に背中に冷や汗が流れ始めた。
母さんの話が本当だとすれば今頃Aは弱りきった身体でひとり外を歩いているということになる。

しかし、Aはなぜ家から出たのか。
ってそんなことを考えてる暇はない。たるとにも事情を話してふたりで外に出て思い当たる場所を手分けして探す。



「司、そっちは!?」


「Aが行きそうな場所は探したけど…」


「まずいな…もう日が暮れて探すのが困難になる。どうする司。」


「決まってるだろ!日が暮れても探すんだよ!!」



もうすぐ春になるとは言え、日中は暖かくても夜になればまた冷え込む。そんな寒い中、きっと厚着もしないで歩いていると想像するといてもたってもいられるはずがない。

だんだんと焦りが見え始め、僕とたるとに沈黙が流れる。


その時、今日2回目の僕の携帯が着信を知らせた。







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こんなに語彙力なかったっけ、、、

久しぶりの更新です。


まだまだ続く予感



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猫狐(プロフ) - 光芒さん» ご指摘ありがとうございます。外し忘れていたようです。すいません。 (2016年12月29日 11時) (レス) id: c91017cc56 (このIDを非表示/違反報告)
光芒(プロフ) - あの,この作品は2次創作ですよね?でしたらオリジナルフラグははずさないといけないのではないでしょうか?違ったら御免なさい。コメント失礼しました。 (2016年12月29日 5時) (レス) id: 86ba02c6f9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:猫狐 | 作成日時:2016年12月26日 2時

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