風邪-Anotherstory-side歌詞太郎 ページ1
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『司さん…頭痛い…』
いつもの朝、朝ご飯の支度が終わっても来ない彼女を見に行くと、布団をかぶり、苦しそうな顔をしてそう言った。
「もしかして、風邪ひいちゃった？」
額に手を当ててみればまだそんなに熱は上がってないもののいつもより熱く、タイミングよく鳴った体温計を見てみれば、案の定微熱ではあるが確かに熱がある。
外に出かけること多かったから風邪もらっちゃったかな…。
「とりあえず、冷えピタ持ってくるね。ちょっと待ってて」
頭を撫でて寝室から去ろうとすると寂しそうな顔をする彼女。毎度のことだけど、風邪で理性とんでるからかすごく甘えたになるのは心臓に悪い。
相手は病人と言い聞かせながら素早く冷えピタを持って寝室へと戻る。
それにしても今日は生憎出掛けなければならない。
もちろんAも一緒に行く予定だったんだけど…
「今日は母さんの家でお留守番だね」
『"杏樹さん"の…？』
彼女の言う"杏樹さん"とは、僕の母親のこと。母さんは「ママって呼んで！！」って言ってるけど、Aは恥ずかしがって呼んだ試しがない。
ともあれ、母さんはAのことは溺愛するくらい大好きだし、よく見てくれるから安心して任せられる。
「うん、今から電話しておくから」
『……やだ』
「どうして？母さんと会うの久しぶりだから？」
『…司さんと一緒に行きたい』
くっ、可愛いけどここで甘やかす訳にはいかない！！なによりAの体調が大事だ歌詞太郎！！いや、司！！！
「ダメ。ちゃんと体調良くなるまで外出禁止にするよ？(耐えろ、司)」
『…っお願い』
「A…、今回ばかりは聞いてあげられない(耐えるんだ司！！)」
『…わかった、杏樹さんのところで待ってるね』
決して悲しませたい訳ではないんだ。
罪悪感に心痛みながらも、帰ったら思う存分甘やかすぞと、僕は決めた。
「じゃあ、母さんに電話してくるね。準備とかしておくからそれまで眠ってて」
『うん…ありがとう』
Aが目を瞑ったのを確認して寝室を出る。
携帯で連絡先から母親を探して、準備をしながら電話をかければワンコールで出た。早い。さすが母。
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やっと更新できました。
お待たせいたしました！
小動物系彼女続続編です！！！！
需要がなくても作り続けるのをモットーにしようかと思います。
よろしくお願いいたしまする！！！！
猫狐
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猫狐(プロフ) - 光芒さん» ご指摘ありがとうございます。外し忘れていたようです。すいません。 (2016年12月29日 11時) (
レス) id: c91017cc56 (このIDを非表示/違反報告)
光芒(プロフ) - あの，この作品は２次創作ですよね？でしたらオリジナルフラグははずさないといけないのではないでしょうか？違ったら御免なさい。コメント失礼しました。 (2016年12月29日 5時) (レス) id: 86ba02c6f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：猫狐 | 作成日時：2016年12月26日 2時
