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Satomi Side
薬が効いたのか、吐き気と頭痛は治ったようだ。
あとはこまめに水分さえとっておけばなんとかなるだろう。
午前中の比較的早いうちにみんなと別れ、今日は一日安静に、と自分も帰ろうとしたところを引き止められた。
本人は行ける、とは言ったが、流石にそのわがままは聞けず、ころん宅をあとにし、Aちゃんの家で過ごすことにした。
「…いつもと変わらない。」
さ「流石に無理はさせれん。」
むーっと拗ねたように口を尖らせているその頬を好き勝手いじりまくる。
何かをするわけでもない、ただ戯れ合うだけ。
珍しく外に出てデートをしようと計画を立てていたせいか、つまらないらしい。
じゃあ飲まなきゃよかったのに、なんて野暮だ。
わかってた上で出した結論。
それでも彼女の中で話したい、というのが先行していたのだろう。
ずっと尖らせている唇になんの気無しにキスを落としてみた。
「っ！」
さ「外だったらこんなこともできないでしょ？」
「昨日してきたくせに。」
頬を摘んでいた手を振り払って抱きついてくる。
昨日と違って拒否の色はないのは家の中だからだ。
さ「俺はできるよ。Aちゃんが恥ずかしがるんじゃん。」
「普通恥ずかしいでしょ！？しかもみんながみてる前で…。」
さ「まぁみんなそんなに驚いてなかったけどね。」
「そうそれなんで！？」
さ「いっつもこうだからじゃない？」
誰もいないが独り占めするようにAちゃんを抱きしめる。
彼女を抱きしめる瞬間が好きだ。
細くて柔らかい体。
鼻腔を掠める香りが好き。
俺の好きが伝わったのかと思うほど、彼女が嬉しそうに笑うのが幸せ。
本当はもう一歩この先を求めたくもなるが、そんなことしたら蒸発でもしそうだな。
そんな思いを抱えつつ、芽生えた欲を誤魔化すように抱きしめたまま髪の毛にキスを落とす。
「何した？」
さ「んー？髪にキスした。」
「んふふっ。」
抱きしめたままだからくぐもった声で俺の腕の中で嬉しそうに笑う。
たまらない優越感だ。
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唯凛(プロフ) - 友達に腹黒ドSサイコパスと言われた…さん» コメントありがとうございます！こんな拙い文章でも読んでいただけるだけで嬉しいのに、好きなんてめちゃめちゃ嬉しいです…！ちまちまと書いていきますので、これからも読んでいただけますと幸いです(^^) (2022年2月2日 20時) (
レス) id: 1a2f301bb5 (このIDを非表示/違反報告)
友達に腹黒ドSサイコパスと言われた… - こんにちは！更新されてる！大好き過ぎて…いや、『愛してる』って告白したいくらいこの作品好きで、毎日のように確認してました！グヘ、グヘへ〃´∀`〃((殴⊂`д´⊂これからも応援してます！！更新ゆっくりで大丈夫なので頑張ってください！ (2022年1月31日 23時) (レス) @page47 id: 95427cdf5c (このIDを非表示/違反報告)
唯凛(プロフ) - らいか。さん» コメントありがとうございます！無駄に長くなっているのに見返していただけてるなんて…！！まだまだ続きますが、読んでいただけたら幸いです。楽しんでいただけるものを書けるように頑張ります！！ (2022年1月24日 18時) (レス) id: 7d79fc65fd (このIDを非表示/違反報告)
唯凛(プロフ) - ぽわさん» コメントありがとうございます！大好きなんて言っていただけてとっても嬉しいです！読んでいただけるだけでも嬉しいのに、コメントいただけて本当嬉しいです。励みになります！かなりのんびり更新になっておりますが、これからも読んでいただけたらとても嬉しいです！ (2022年1月24日 18時) (レス) id: 7d79fc65fd (このIDを非表示/違反報告)
らいか。 - こんにちは！この話大好きです！更新ないときも今までの見返してずっと待ってますね！これからもよろしくお願いします！頑張ってくださーい！ (2022年1月23日 7時) (レス) @page45 id: 843b3dd826 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：唯凛
| 作成日時：2021年11月2日 6時
