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さ「あっ…ごめん!!本当ごめん!!!」
私の顔を見るなり、青ざめた顔で私に頭を下げる。
「私の方こそごめんなさい。…っていうか、さとみさんが謝ることじゃないです。私が悪いし、私が誘ったから…。」
さ「そんなんヒートのせいで…。」
それはそっちだって。
いや、違う、そういうのが言いたいんじゃなくて…。
さ「…初めてだったでしょ?こんなんにしちゃって…大事なものなのに…。体痛くない?」
「体は痛いですけど…、どうせ私の初めては遅かれ早かれさとみさんですよ。」
だって、運命の番でしょ?
照れ屋な私の精一杯の返事。
だけどさとみさんは悲しそうな顔をしていた。
そんな顔、して欲しいんじゃないのに。
さ「…ごめん。すぐころんに連絡するね。」
「にぃにには連絡しました。迎えにきてくれるって。」
さ「…そう。本当ごめん…。スーツもシワにしちゃったね…。」
ゆっくり起き上がりながら、さとみさんも下着を身につける。
くろーぜっとをごそごそと漁り、着替え終えたさとみさんが、ピンクのパーカーを一枚私に被せた。
…これ、にぃにも色違いで着てるやつだ。
着ていいってことなのかな?
さ「それ、貸す。」
「…ありがとう…ございます。」
袖を通すと、案の定ぶかぶか。
手すら出てこない。
萌え袖だったら可愛いけど、ここまでくると小さな子供が父親のパジャマを着て遊んでるレベル。
際どい、にも届かず、パーカーワンピ状態。
可愛げはないかもしれないが、私は満足だった。
だって、さとみさんに守られてるときのように、さとみさんの香りに包まれていたから。
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夢花(プロフ) - フェロモン怖ぁ((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル (2021年4月11日 23時) (レス) id: 78d9e81099 (このIDを非表示/違反報告)
唯凛(プロフ) - りんさん» 確認ありがとうございます。私のわがままを押し付けるような形で申し訳ありません。ぜひ、ログインされました際にはご期待に添えていればなと願います。いただいたお時間無駄にしないよう少しでも楽しんでいただけたら幸いです。ありがとうございます。 (2021年4月11日 9時) (レス) id: 01cd285b43 (このIDを非表示/違反報告)
りん - 読ませて、いただきました。ご丁寧に有難うございます!ログインしてみようかなと考えています。他の作品も楽しみにしています!これからも、頑張ってください。m(_ _)m (2021年4月9日 1時) (レス) id: 8208016f57 (このIDを非表示/違反報告)
唯凛(プロフ) - まっちゃさん» お手数をおかけしてしまいまして申し訳ありません。私自身がまだあまりうらツクのシステムを理解しきれておりません故…。ページに入れた際には楽しんでいただけたら幸いです! (2021年4月8日 22時) (レス) id: 01cd285b43 (このIDを非表示/違反報告)
唯凛(プロフ) - りんさん» コメントありがとうございます!他作品まで読んでいただけて、とても嬉しいです。 続きページの件につきましては、コメントに収まり切らず、本ページ内でお話しさせていただいております。ご一読いただけますと幸いです。 (2021年4月8日 22時) (レス) id: 01cd285b43 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:唯凛 | 作成日時:2021年3月14日 22時