４５ 暴露 ページ48
zm「あ？朝めっちゃAのこと睨んどったヤツやん。なにしてんねん」
『いや、私が訊きたいけど』
肩を竦める私に、シャオがビシッと人差し指を突きつける。人を指差すな。
sha「やってめっちゃ仲悪そうやったやんそこの優秀皇子殿下と！」
シッマはびくっと体を跳ねさせて私を盾にするように縮こまる。なにしてんの、ほんと。
『シッマ、どいて』
kn「嫌や」
『シッマってば』
ゾムとシャオを警戒するかのように八重歯をむき出して唸るシッマ。犬か。
zm「なんや、めっちゃ打ち解けとるやん」
sha「心配して損したわ」
つまらなそうに言って私にデコピンする2人。シッマはぽかんとして「は？」と言った。
kn「A、知り合いなん？」
『逆に知り合いじゃなかったらさっきまでのやり取りとは。幼馴染みだよ、ゾムとシャオはボンベ侯爵様に稽古つけてもらった訓練仲間』
手のひらで示しながら紹介すると、ゾムがニヒッと笑って手を差し出した。
zm「ゾム・ボンベや。朝の感じならAに近づくなって言うところやったけど、仲良うしてくれるんなら全然構わへんで！俺とも友達になろうや、よろしくな！」
kn「あっうん…おう」
シッマの微妙な返しに、シャオがクスクス笑う。
sha「ハッキリせんやつやな」
キッとシッマがシャオを睨むが、シャオは明るい声で続けた。
sha「シャオロン・トイフェル。好きなものは悪友、嫌いなものはちやほやされるやつや。よろしくな」
シッマがちらりと私を見るので、悪いやつじゃないよと頷いた。安心したようにシッマがその手を取り、先程までの警戒はどこへやら、満面の笑みで自己紹介をした。
kn「コネシマや。敬語も敬称もうざいからいらん、シッマって呼んでや。よろしゅう」
犬だ。私は確信した。
『ところで、そこにのびてるウツくんは？』
ut「あ、ようやく触れてくれた？」
いじけたように話すウツくんにずっと気になってたんだよね、と言うと、ゾムとシャオは人の悪い笑みを作った。
zm「俺ら仲良くなってん」
sha「ええオモチャ見つけたで」
これはドンマイというやつだ。しばらくは玩ばれるに違いない。ため息をつくと、いきなりウツくんが起き上がってそっと私の手を掴んだ。
ut「美しいお嬢さん、今度お茶でもﾄﾞｸﾞｳｪｯ」
言い終わらないうちにゾムの腹パンをくらうウツくん。痛そう。
ut「なにすんねん…」
ゾムは事もなげに鼻を鳴らした。
zm「そいつはなびかんから止めとき。婚約者居るしな」
「「え」」
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しぇけなべいべ(プロフ) - かわいいかわいいかわいい撃ち抜かれた心帰ってこない.... (2020年12月5日 12時) (
レス) id: a746dec877 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうり(プロフ) - ぺぴさん» ありがとうございます！頑張りますね！！ (2020年11月13日 19時) (レス) id: 5789c02b18 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうり(プロフ) - 紫苑さん» ありがとうございます(人´∀`)♪あたたかいお言葉がとても嬉しいです！ (2020年11月13日 19時) (レス) id: 5789c02b18 (このIDを非表示/違反報告)
ぺぴ(プロフ) - めっちゃくちゃ面白いです！！関連ランキングから見つけたんですけど、本当に好きで今めちゃくちゃ見返してます笑更新頑張ってくださいっ！ (2020年11月13日 16時) (レス) id: 8a41c6f408 (このIDを非表示/違反報告)
紫苑(プロフ) - 推しの幼い描写が最高です。今後の2人の関係がとても気になる、微笑ましい作品です。これからも応援してます。 (2020年11月13日 5時) (レス) id: 75ef52599e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうり
| 作成日時：2020年11月11日 21時
