１７ たまには ページ19
rbr「ではここからは解説のAさんをお迎えしてお伝えしましょう」
『あ、私もやるんだ』
テラスの洒落た椅子に腰かけ、机に頬杖をつく。
zm「じゃあ次ショッピくんな」
syp「えっ…ちょ」
sha「へいへーい」
早速向こうではいさかいが起きているみたいだ。
rbr「おっと、ゾム選手とシャオロン選手、今度は2人でショッピ選手に斬りかかった！Aさん、これをどう見ますか？」
『ショッピならば潰しやすいだろうという大人げない発想ですね。ぜひショッピには優勝してほしいです。具体的にはまずシャオがコケるとかですかね』
ちらと横目で戦況を見てから、正面のロボロに目をやる。タッセルはリボンにつけて手首に結んでたのか。広場の方を見ながら器用に手元で大きな布に刺繍をしていたロボロは、私の視線に気がつくと不思議そうな顔でこちらを向いた。
rbr「ん？どしたん」
『いや、なんかお嫁さんみたいでいいなって』
私より未だ少し低い位置にあるロボロの頭のてっぺんを見る。もう私がタキシード着て式挙げるべきだと思う。
rbr「なんっ…！？」
ロボロは口をぱくぱくさせて顔を赤くしている。お嫁さんみたいを褒め言葉に使う私も私だけど、それに照れるロボロもどうなんだ。いつまでたっても初に反応してくれるもんだから、つい素直に褒めてしまう。
zm「なに2人の世界入ってんのや」
syp「見せつけんといてくれます？」
いじりとも取れる罵声を受けつつ、ロボロがすっくと立ち上がった。膝に乗せていた布をバサッと広げ、テーブルにかける。
『おお…！クロス！』
思わず感嘆の声を上げる。裾にマーガレットの花柄の刺繍が入ったテーブルクロス。繊細な縫い目がロボロの几帳面さを体現しているみたいだった。
rbr「おやつ、準備しに行こか」
このために縫ってたのか。ほんと、可愛いヤツ。フッと笑顔になり、ロボロの手を取る。
『よし、行こ！』
今日はゾムの家でやってるから、きっとボンベ侯爵夫人さまが美味しいお菓子を作って待っていらっしゃるはずだ。侯爵夫人さまのお菓子、好きなんだよなぁ。
rbr「…へへ」
手を繋いで歩くかたわら、ロボロがにへらっと笑う。
『ん、なに？』
目を覗き込んで訊くと、ロボロは嬉しそうに言う。
rbr「うんにゃ、2人でこうやって移動するの、久し振りやなって思って」
そっか。もうずっと5人で一緒が多かったもんね。そうだ。ボンベ邸に入りながら、ロボロに向き合って言った。
『なら明日、2人で遊びに行こうよ』
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しぇけなべいべ(プロフ) - かわいいかわいいかわいい撃ち抜かれた心帰ってこない.... (2020年12月5日 12時) (
レス) id: a746dec877 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうり(プロフ) - ぺぴさん» ありがとうございます！頑張りますね！！ (2020年11月13日 19時) (レス) id: 5789c02b18 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうり(プロフ) - 紫苑さん» ありがとうございます(人´∀`)♪あたたかいお言葉がとても嬉しいです！ (2020年11月13日 19時) (レス) id: 5789c02b18 (このIDを非表示/違反報告)
ぺぴ(プロフ) - めっちゃくちゃ面白いです！！関連ランキングから見つけたんですけど、本当に好きで今めちゃくちゃ見返してます笑更新頑張ってくださいっ！ (2020年11月13日 16時) (レス) id: 8a41c6f408 (このIDを非表示/違反報告)
紫苑(プロフ) - 推しの幼い描写が最高です。今後の2人の関係がとても気になる、微笑ましい作品です。これからも応援してます。 (2020年11月13日 5時) (レス) id: 75ef52599e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうり
| 作成日時：2020年11月11日 21時
