続・タピオカ屋さんと彼氏のひかるくん (ページ8)

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「あーーー
行かなきゃよかった」

「同じお店にしようって言ったの
ひかるでしょ？

わたしは康二くんと楽しく話せて
すごく楽しかったし、
髪も可愛くなってうれしいよ、ふふ」

「ん、まじで、
髪型すげー似合ってるし
色もかわいいし、
康二に会わせることできてそれはよかった。
　

ただ、まじで、あいつ、なに？」

ソファーにどかっと座り
Aの細い腕を無理やり引っ張ると

「いたっ、ひかる痛いよ。」
「まじ無理。あいつ本当に出禁にして。」
「だからそれは出来ないって。」

なんでこんな心配なのわかんねーの？

抱きしめる腕に無意識に力が入り

トリートメントしたての
さらさらのAの髪を

くしゃっとさせて密着する。

「不安になんてならないで？
わたしはひかるしか
見てないし見えないよ。」

「でも不安になるのは仕方ねーだろ。」

俺より背高いし
なんか顔に似合わずガツガツ来るし。

「まじで、いなくならないで？」

「ならない。なるわけない。」

「Aいなくなったら俺無理だから。」

「わたしだってひかるいなくなったら無理だよ」

キスをしては想いを伝える

それを繰り返して、

少しづつ心が満たされていく。

でも常連であるあいつの存在は消せない。

またいつか何かあるんじゃないかと
気持ちが揺れるけど、

何があっても絶対に

Aのことは

渡さねーから。

覚悟しとけ！！！

～またいつか、続く、かも。～