第44話 ページ45
＊＊＊
｢Aって可愛いんだよ｣
『どうしたいきなり』
｢自分を低評価しすぎなの｣
『だってそうじゃん』
｢黙って｣
『ハイ』
先ほどの服を着たまま茉那果にアクセサリーやら何やらを付けさせられたり。
いつも出掛ける時はズボンなんだけど、今着てる服はスカート。
太腿がスースーして何とも言えない気分。
｢さっきも言った気がするけど私が認めたんだからAは可愛いの！｣
『いつ認めたの……』
｢……よし、日曜日はこれで決まり! はい鏡見てねー｣
『……う、わぁ』
鏡に映ってる人って誰ですか? 絶対あたしじゃないと思うんだけど。
……まぁそんなはずもなく、身体を動かせば鏡の向こうも同じ動きをする。
本当に自分の姿なんだ……
『茉那果って凄いね』
｢どういう意味で言ってんのか疑問だけどありがとう｣
『れっきとした褒め言葉だよ』
ネイビーを基調とした、シンプルな、でも少し可愛く纏められた服。
首元に光るネックレスは照明に当てられて光を放った。
｢これで瀬名くんもイチコロだよ……ふふ｣
『顔が怖いしそんな気は無いから!!』
……多分。
慣れない格好に心がふわふわしながらも、ふと考えてみる。
本当の目的を。
『……でも、あのさ』
｢んー?｣
茉那果はラックに掛かっている服達を見ながら相槌を打つ。
あたしとペアルックにしようかなーとか、この服可愛いとか、ブツブツ呟いてるけど。
『……本当にこんな格好でライブ行くの?場違い感ハンパなくない?』
｢何言ってんの、当たり前じゃん! デートにライブTシャツをがっつり着ていく人なんていないでしょ｣
『だからデートじゃないって!!』
｢でも瀬名くんは2人きりって言ってたんでしょ? 男女が2人でお出掛けなんてデートと同じだよ｣
『……はぁ』
｢大丈夫…自信もって。私が可愛いって言ってるんだから｣
『服がでしょ』
｢Aがだわ｣
こういう事初めてなんだけど、乙ゲーの可愛い少女達はこうやって買い物に行くのかな。
ゲームだから勝手に服装とか決まったり、センスの良い服が選択肢になってたりしてるけど。
……リアルでは勝手が違うもんね。
『……もういいや。ライブ楽しんでくるし。ライブ終わったらすぐ帰るし、瀬名さんとなんて一緒に居ないし。』
｢ハイハイ、頑張ってね｣
*｢準備完了｣
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ツユカ(プロフ) - Ayanaさん» こんにちは。遅くなってごめんなさい。なんと500人目ですと!?おめでとうございます笑 お褒めの言葉ありがとうございます、頑張ります！ (2017年5月8日 20時) (
レス) id: 8bbcdb2784 (このIDを非表示/違反報告)
Ayana(プロフ) - この作品最高です！瀬名君好きです！あ、お気に入り登録したら500人目でした！((どうでもよい (2017年5月3日 2時) (レス) id: 837bfe8c1d (このIDを非表示/違反報告)
ツユカ(プロフ) - H∧RUK∧さん» 遅くなってごめんなさい…ありがとうございます! (2017年4月16日 12時) (レス) id: e56ff2a039 (このIDを非表示/違反報告)
H∧RUK∧(プロフ) - 凄くこの作品が大好きです！私もトリスタの推しはゆうくんと真緒くんです!!これからも頑張って下さい♪ (2017年4月9日 22時) (レス) id: 766b6da6dd (このIDを非表示/違反報告)
ゆるふわねこ。(プロフ) - 那由他さん» コメントありがとうございます。そう言ってもらえてとても嬉しいです……笑 ありがとうございます!!頑張ります〜!! (2017年1月22日 22時) (レス) id: 4c0d12fb07 (このIDを非表示/違反報告)
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