第10話 ページ11
＊＊＊
『……あの、』
｢なぁに｣
『ど、どこ行くんですか……?』
そろそろ陽が傾く夕方。
夕焼けには2人の男女が照らされていた。
コミュ障って大変だよね。こんな一言さえ勇気がいるんだから。
もうどうせなら一緒に居たくないし、帰るって言ってくれないかな。
｢グッズ売場。物販ならまだやってるでしょ｣
はい、ダメでしたー。
場所変えるって、そういう事なの!?
どんだけコイツゆうくんに一筋なの!?
まるでどこかの熱血テニスプレイヤー……
｢他には?｣
『……は?』
｢他に聞きたいことあるんじゃないのぉ?｣
分かって言ってるのか、普通に言ってるのか。
後ろを振り向く奴の顔は、一見いつも通りだが、目が笑ってる気がする。
少し顔を引き攣らせれば、わざとらしく揺らされる腕。
……えぇ、大ありですよ大あり。言ってあげますよ。
『……なんで、手繋いでるんですか』
コミュ障とともに恥ずかしさで喋れないのは、
このしっかりと絡まれている手のせいだ。
｢ふふん、これねぇ｣
語尾に音符が見えた気がする。しかも、その質問待ってました、みたいな顔になってるし。
｢誰かさんのせいで俺のゆうくんが観れなかったからさぁ｣
『ゔっ』
｢今からその辺でたっぷりお説教でもしようと思って｣
『……それは、ごめんなさい。
っ、でも、＿＿＿＿』
その時、なぜかあたしは黙ってしまった。
自分の体に降りかかる言葉が、あたしの行動を止めたのだ。
｢＿＿＿＿それに、アンタの事、もっと知りたいし｣
耳元で囁かれるそれは、コイツのファン、いや、女性にとって｢甘い誘惑｣。
*｢甘い誘惑……?｣
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ツユカ(プロフ) - Ayanaさん» こんにちは。遅くなってごめんなさい。なんと500人目ですと!?おめでとうございます笑 お褒めの言葉ありがとうございます、頑張ります！ (2017年5月8日 20時) (
レス) id: 8bbcdb2784 (このIDを非表示/違反報告)
Ayana(プロフ) - この作品最高です！瀬名君好きです！あ、お気に入り登録したら500人目でした！((どうでもよい (2017年5月3日 2時) (レス) id: 837bfe8c1d (このIDを非表示/違反報告)
ツユカ(プロフ) - H∧RUK∧さん» 遅くなってごめんなさい…ありがとうございます! (2017年4月16日 12時) (レス) id: e56ff2a039 (このIDを非表示/違反報告)
H∧RUK∧(プロフ) - 凄くこの作品が大好きです！私もトリスタの推しはゆうくんと真緒くんです!!これからも頑張って下さい♪ (2017年4月9日 22時) (レス) id: 766b6da6dd (このIDを非表示/違反報告)
ゆるふわねこ。(プロフ) - 那由他さん» コメントありがとうございます。そう言ってもらえてとても嬉しいです……笑 ありがとうございます!!頑張ります〜!! (2017年1月22日 22時) (レス) id: 4c0d12fb07 (このIDを非表示/違反報告)
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