お隣さんはそらるさん【そらる】

お隣さん5 ページ6

…あれから1時間。
私は大家さんに鍵を開けてもらい、家の中で無事入ることができた。

私はどこかで伝線してしまったタイツを脱ぎ捨て、新しいタイツを履いた。
なぜって私は服で一番タイツが好きだからだ。
それからタイツが一番でる服…ショートパンツを履く。
冬にショートパンツなんて寒いと思われるが基本引きこもりなので問題ない。
上には大きめのパーカーを着る。
チャックが無いタイプのやつだ。
するとショートパンツが隠れるため私が一番好きな格好となる。

そこで気づいた。
一ノ瀬さんの家にスマホを忘れて来てしまっていた。
私は気が引けたものの、スマホは命より大事なので取りに行く決断をした。

ピンポーン

一ノ瀬さんの家のインターホンを押す。
少し手が震えたけれど、しっかりと押せた。
上にはさっきまで着ていたコートを羽織っている。

「はーい」
中から一ノ瀬さんでもさっきの白髪の人でもない声がしてドアが開く。

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