“普通”の家に産まれたかった。

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るぅとside

友1｢るぅとくんは,僕たちの味方だよね?｣

友2｢は?なに言ってるの?俺らの味方だよな!!｣

る｢えっと…みんなの味方…だよ?｣

友1｢るぅとくんって,いつもみんなの味方だよねｰ。自分の話しないしはっきり言ってつまらない｣

友2｢だよなｰ,友1行こうぜ｣

る｢ちょ…｣

なんなんだよ,一人の味方っていったら怒るくせに…。

僕は小さい頃から気弱だった。全部周りに合わせて生きていきた。

だって,そうしないといじめられるから。

でも影で悪口を言われていた,"つまらない"って…

影でそう言われてても表では仲良くしてくれるからそれでいいと思ってた。

その生き方を高校生になっても続けていた。

やば,もうこんな時間。ここ怖い雰囲気あるけどここからが１番近道なんだよなー

まぁ,走っていけば大丈夫っしょ!!

ﾀｯﾀｯﾀｯﾀﾄﾞﾝ

る｢わっ!!ごめんなさい!!｣

不1｢いってぇ骨折れたかもー｣

る｢ご,ごめんなさい!!(折れるわけないじゃん)｣

不2｢サンドバッグになってくれたら許してやるよ｣

る｢え…？｣

不３｢ほらほらこっちおいで?｣

る｢や,やめてください!!｣

不1｢チッうぜぇ｣

ﾄﾞｶ

る｢うっ…!｣

不2｢ほらほら立ってまだまだ行くよー｣

不３｢おら!!｣

る｢っっ…!｣





．









．









る｢も,もうやめてくださ…い。｣

不2｢ちっ,もう行こうぜ｣

不３｢このまま続けると死んじゃいそうwwww｣

不1｢じゃあなww｣

いった…歩けないじゃん…

『うわうわ,喧嘩?』

だれ?

る｢えっと…｣

この人も殴って…

る｢や,やめてください!!ごめんなさい!!｣

『はははwwww大丈夫,大丈夫僕は手なんか出さないって』

『よいしょ』

知らない小さい男の子…?が隣に座ってきた。

なんか,ちょっとだけ落ち着く。

『ねぇ』

る｢は,はい｣

『その敬悟やめたら?』

る｢え…?｣

『ちゃんと自分の気持ち言ったほうがいいよ』

る｢いいんです。｣

『あっそ,じゃあねるぅとくん』

る｢なんで僕の名前を!？｣

『同じ学校だよ？w臨崎A』

る｢え?臨崎さんって女の子じゃ…｣

る｢あ,あの!!ってあれ？｣

周りを見てもだれもいなかった。

でも,また明日会えるんだ。

僕から話しかけてみよう。

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