彼氏のママみがヤバすぎて赤ちゃん返りした【夏油傑】

死に際で後悔したくないんだって！！！ ページ22

売店で買ったソフトクリームを食べながら楽しそうに遊ぶ二人を眺める









甚｢…またお前に借りを作ったな｣


『？今回は取引なんだからウィンウィンでしょ？』


甚｢俺が勝手に思ってるだけだから気にすんな、俺一人じゃ彼奴らをあんな顔にさせてやることなんて
絶対に出来てなかったと思うからな｣


『…腐っても父親なんだからシャンとする！！例えばの話で一々暗くなってちゃこの先キリないよ！
今目の前にある現実が、暖かくて幸せなものならそれでいいじゃん！』


甚｢っ…｣


『そういうことを考えるのはそうなりそうだって思った時に考えるの、この世界いつ自分が死ぬかなんて
分かんないしさ…それなら死ぬ間際まで出来る限り楽しいこと考えてたいじゃん？』









死ぬ間際で後悔するような人生は送りたくない、したいことをしまくって自分らしく生きる

もちろん他人に迷惑をかけない範疇でね！



だから今私はソフトクリームを頬張りたいのでまた一口食べる











甚｢…ふ、…お前は一生そのままでいろよ、じゃねぇと一生許さねぇからな｣


『？？？』






とーじがこちらに手を伸ばしてしたかと思えば、私の口元を親指で拭った

ソフトクリームがついていたのか、そしたらまさかのこの男それをペロリと舐めやがった



……あれ、約束…破ってない…よね？？








『ど、どうしよう…これ約束破ったことにならないかな！？』


甚｢あ？約束って？｣


『傑にとーじと会うのと引き換えに約束したの…とーじと並んだりする時は絶対一人分は開けろって！！
…って、めぐめぐ達！どしたの？遊び終わった？』







足元を見るとあわあわと手を口元に当てて目を見開いてるみっちゃんと

こちらを疑うような目で見ているめぐめぐ








津｢や…やっぱりAさんはこの人の…こここ恋び…｣


恵｢浮気｣


『待て待て待てチャウチャウちゃうんちゃう！！浮気じゃないから！！断じて！！』


甚｢……ふぅん、つまり一人分空いてりゃいいんだろ？｣








いつの間にスったのか私の携帯を持っていたとーじはカメラを開き

めぐめぐとみっちゃんを真ん中に挟んで自撮りをした




その後ポチポチと人の携帯をいじっている……

……おいおいおい待てまさか！？！？！？



見せられたのは、先程の写真を添付した既に送信済みの傑へのメール画面だった








甚｢彼氏さんに現状報告、ってな♡｣





……死。

呪霊操術の使い方絶対間違ってるよ→←みんな大好きショッピングモール！！

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