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音。14 ページ15

ヨナ「A」


『何』


弓と練習を終えたヨナ姫様


私の隣に来て話した


ヨナ「貴方、この旅に慣れたかしら?」


『お姫様に気にされる程弱い者ではないので』


嫌味っぽく言うと「そっか」と言い


弓を持ちまた、練習へ戻った


気に登り沈んでいく夕日を見た


『この夕日、見せたかったなぁ』


過去の記憶がじわじわ蘇る


あの時の記憶は全て捨てた筈だったのに


ユンといると何故がじわじわ思い出す


今まで何も思い出さなかったのに


ユン「其処で何やって……えぇ⁉」


『あ…』


無意識に目から涙が出ていた


ユンに見られた恥ずかしさで木から木へ飛び移った


なんで、泣いてんだろ


自分で自分が分からなくなった


『リルム…』


自然に出てきた言葉


その言葉をユンに聞かれてたなんて


声を押し殺して泣いてた私には気が付かなかった

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作者名:愛夢瑠 | 作成日時:2016年4月10日 22時

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