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音。15 ページ16

ユンside


さっき薬草を採りに歩いてた


そしたら上から影が出来たから上を見る


其処には当たり前のようにAがいて


呼ぶと彼女な涙で濡れた顔を俺に見せた


Aは顔を赤くして気を飛び越えて行った


そういや、Aの事詳しく知らない


家族の事や過去の事


全然知らない状態で接してたんだ


ユン「・・・あ、ジェハ」


ジェハ「ん?」


ユン「リルムって誰?」


ジェハ「なっ」


何かを知っているかのように驚いた


俺の手を引いて少し離れた場所まで辿り着いた


余程言ってはならない言葉だったのか


ジェハ「Aから聞いたの?」


ユン「違う。木の上にいるAに話しかけたら泣いてて。

「リルム」って言う言葉を残してどこか言った」


全て話すとジェハは少し悔やんだ顔をした


やっぱ、知っちゃダメだったのかな


でも仲間の事はなるべく知りたい


あんまり他人のこととか気にしないけど


Aは他人って感じかしない


ユン「教えて」


ジェハ「リルムは……」


ひと段落置いて話した


ジェハ「Aの初恋の人さ」

音。16 【過去編】→←音。14



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作者名:愛夢瑠 | 作成日時:2016年4月10日 22時

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