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15話…もう一歩 ページ18

直人「おう、A。来たな。服、とても似合っているぞ。じゃあ行くか。」

『はい。ありがとうございます。お父様。』



家を出て、1時間ほど経った。


直人「そろそろだよ。」

『はい。』


できるだけ明るい声で。出来るだけ笑って。

気持ちを抑えて微笑んだ。


直人「ほら。着いたぞ。」


外に出ると大きなビルの前だった。


『ここですか?大きなビルですね。』

直人「ああ。さぁ、入るぞ。」


私は父の後に着いていった。


入り口まで来ると、お出迎えがあった。


?「おお、茜屋さん。いらっしゃいませ。お待ちしておりました。」

?「あら、そちらが娘さんですか?」

直人「こんにちは。はい、そうです。こちらが娘のAです。」


私はぺこりと頭を下げて微笑んだ。


『こんにちは。茜屋Aです。よろしくお願いします。』

?「丁寧にありがとう。よろしくね、Aさん。」

?「よろしくね、Aちゃん!とても綺麗で驚いたわ。」

『いえいえ、綺麗だなんて…勿体ないお言葉です。』

?「とても綺麗だよ。」


私は、『ありがとうございます…』と諦めたように微笑んだ。


直人「A、こちらの方達は、今会社を助けてもらっている…



松野さんだ。」


少しドキッとしたが、松野なんてたくさんいるだろう、と気持ちを切り替えた。


松野(松造)「Aさん?どうしたんだ?」


固まっていた私に声をかけてくれた。


『…あ。すみません!…松野さん、よろしくお願いします。』


出来るだけ笑顔で。そう自分に言い聞かせながら喋った。


松野(松代)「ふふ。よろしくね。」

松野(松造)「さぁ。こんなところで立ち話はやめにして、早くお見合いの相手を紹介しなければいけないな。」


着いてきてくれ。そう松野さんが言った。

ーー私大丈夫かな。松野って聞いただけで思い出しちゃう。

私は頭を少し横に振り、忘れようとした。

ーー今はお見合いに集中しなきゃ!


頑張ろう。そんな事を考えている間に


直人「ほら、A、着いたぞ。」

『え。』


まだ心の準備が…そう言いかけたがおそかった。もう目の前の扉は開かれていた。


私は吹っ切れたように微笑んで扉の中に向かって一歩踏み出した。


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待ってた人いないかもしれないけど…
無事(?)期末テスト終わりました!!!

これからまた頑張って投稿していきます…!

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設定タグ:おそ松さん , おそ松 , 夢小説   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:ひよこ | 作成日時:2018年10月18日 22時

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