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第3話 ページ3
｢あ！いたいた！！おーい！｣
遠くから近づく女の子の声。
｢あれ？お客様？私、ラミア・スカーレットと申しますっ！トロル様の眷属として日々誠心しております｣
｢あ、ど、どうも！勝手に入ってしまってごめんなさい、私はシロマ・カーディアンよ、人界の女王をしているの｣
ラミアは目を輝かせた。
｢ふぁぁぁっ！ま、まさかあの！絵本に出てくる双子の女王様！お会いしたかったですよ〜！｣
｢え、絵本に出てくる！？｣
目を見開く。
私が絵本にのってる？？どうして？
｢有名ですよ？？ね！トロル様っ｣
｢あぁ、人界を統べる王、世界を統一する力を持つ双子、魔界ではそう伝えられてる…｣
へぇぇっ…そ、そんなにすごいの？
私達姉妹って…
｢わざわざ人界から来てくれるなんて…ぐすっ…あ、疲れてるよね、お城へ案内するよ…ずびっ｣
ま、まだ泣いてたのね…
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作者名：黒月狐 | 作成日時：2015年4月25日 1時
