私がKZのマネージャー！？

京都での予定 ページ22

練習のあと私は監督さんに呼ばれて京都での予定について色々と教えてもらった。

まず、京都では4日間の合宿がある。

合宿1日目は朝の9時にここのグラウンドに集まってそこでバスに乗って京都まで3時間かけて行く。

京都にはお昼には着くからそのあと、練習が夕食の6時まである。

そのあとはKZは試合の会議。


2日は朝の8時から琶岸中学との試合。


3日目と4日目はもし試合に勝ったら自由行動。

もし負けたら一日中練習&監督さんからのみっちりお説教。

そして5日目にバスに乗って帰る。


予定はこんな感じ。




監「立花さん、ちょっと頼みがあるんだけどいいか？」

頼み？

なんだろう？

彩「はい。」

監「合宿のときはマネージャーもいつもの倍は体力を使うんだ。だから立花さんだけだと体力がもたないと思うから試合の時だけマネージャーをもう2人増やそうと思う。」

なるほど、そういうことか。

でも、監督さんもちゃんと私のことも心配してくれてたんだ。

監「それでそのマネージャーを立花さんに決めて欲しいんだけど。」

彩「私でよければいいですよ。」

だけど私が決めるのか〜。

やっぱり私が知ってる人でマネージャーをやってくれそうな人はあの2人しかいないよね。

彩「あの、マネージャーって男子でもいいんですか？」

監「もちろんいいよ。」

彩「じゃあ、ちょっと電話で聞いてきます。」

私はスマホを取り出した。

2人とも大丈夫かな？

でも聞いて見ないとわからないよね。

まずは小塚君から。

プルルルル、プルルルル

小『もしもし。』

彩「小塚君。私、彩です。」

小『アーヤ、どうしたの？』

彩「あのね、今度サッカーKZでマネージャーの仕事を手伝って欲しいんだけど。」

小『マネージャーの仕事？いつ？』

彩「2週間後で5日間なんだけど。」

小『わかった。僕でよければいいよ。』

彩「ほんと！ありがと！実は翼にも頼もうと思ってるんだ。」

小『え？美門なら今僕と一緒だよ。じゃあ、僕から頼んでみようか？』

彩「ありがと！じゃあ、よろしくね。」

私は電話をしたまま小塚君を待った。

そして数分後、

小『アーヤ、美門もやるって。』

やったー！

これでそろった。

彩「ありがと！」

私はさっき監督さんから教えてもらったことを全て小塚君たちに言った。

そして私は電話を切った。

ほんとによかったー。

断られたらもう頼れる人、いなくなっちゃうからね。

あと、2週間か〜。

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