運命かも。たまたまですよ。 ページ40
山田『まさかのまさか(笑)運命かも(笑)』
「たまたまですよ」
本当にたまたま。
山田『何か塩対応』
「…すみません」
山田『勇人さん…甲子園か！』
「そうなんです」
山田『どうしてこんな夜に、しかも1人で』
「仕事終わり映画見てて」
山田『へー。そんなんだ！』
「山田さんは？」
山田『ご飯食べに』
「へー、そうなんですね」
山田『…一緒に』
「行きませんよ」
山田『最後まで言わしてよ(笑)』
「(笑)」
山田『勇人さんに許可もらおー』
携帯を取り出し操作している山田さん。
「帰ります」
山田『や、待ってよ(笑)』
片方の手で手を掴まれる。
ゴツゴツしてる手、それに似合わない子犬みたいな顔をしている。
坂本さんとは違う手…
山田『(笑)』
「？」
山田『電話来た(笑)』
「へ！」
私のLINEには返信来てないのに！
山田『いや、待ち合わせして』
嘘！
平気で嘘ついてるよ！
山田『嘘じゃないですよ(笑)本当に約束してたので(笑)(笑)』
「嘘やめてくださいよ」
山田『(笑)』
「笑い事じゃないー」
山田『えっ？ゆなさんに？駄目ですよ(笑)かわりませんよ、あっきれた』
「あ、勇人から電話」
山田『切られました(笑)』
「…もしもし？」
なんか怖い。
私何一つ悪い事してないのに…
坂本『哲人となんでおるん』
直球ー。
「仕事帰りに…」
坂本『お前そんな所通る？』
あれ？疑ってる？
「映画！映画見に行った帰り！勇人にちゃんとLINEしたし！」
坂本『…』
「…見てないんだ」
坂本『ごめん』
「ふーん」
坂本『で、哲人と…』
『坂本さーん』
『はやーくぅー』
「ん？」
坂本『あ…』
「ふーん、坂本さーん呼ばれてますよ。可愛い声に」
女だ。
絶対女の声がした。
あまったるい声。
坂本『ゆな』
あわててるし。
はっ、そうですか、そうなんですね？
すみませんね。
お邪魔したようで。
「私、哲人さんとご飯行くわ。勇人も楽しんで、ねっ！」
嫌味のように山田さんを哲人さんと呼んだ。
坂本『は？ちょ…』
ブチっと会話の途中できり、携帯の電源を落とした。
山田『…』
「じゃあ、失礼します」
山田『ご飯は？』
「行かないかです」
山田『なんで？今…』
「嫌味で言っただけで、ごめんなさい。名前勝手に使ってしまい…」
山田『…どこまでいい子なの？』
目の前が暗くなり
フワッと…坂本さんじゃない違う香りが私を包んだ。
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にゃあ - 面白かったです！続編に行ってきまーす！ (2019年12月19日 0時) (
レス) id: 6c1a3f5f49 (このIDを非表示/違反報告)
さや(プロフ) - お元気ですか？？また楽しみに待ってます(^^) (2017年7月23日 19時) (レス) id: 93a99f4975 (このIDを非表示/違反報告)
さや(プロフ) - どうなるのか気になります(；д；)上手くいくことを願ってます（笑） (2017年7月10日 18時) (レス) id: 93a99f4975 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - さやさん» 本当はこの予定ではなかったのですが笑なんとなくハラハラしていただいて良かったです笑笑 (2017年7月9日 1時) (レス) id: 6591870b12 (このIDを非表示/違反報告)
さや(プロフ) - わぁ、またなんとなくハラハラ（笑） (2017年7月8日 18時) (レス) id: 93a99f4975 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆな | 作成日時：2017年6月7日 17時
