10.褒め上手 ページ10
ｶﾞﾁｬ
『やっほーお手伝い来たぞー』
「事務員さん！」
「な、なんでここに！？」
『いや、だからお手伝いに』
ここは屋上。目の前にいるのは『ちいさくてかわいい』をテーマに活動してるRa*bitsのメンバー。
この子達はよく校内アルバイトとして洗濯物を干したりしているのを見るんだけど、
健気だからどうしても手伝いたくなっちゃうんだよな。
『仁兎くんがリーダーやってるのが今でもなんかこう･･･。』
「そりゃあ俺はにーちゃんだからなっ！」
『･･･そう、だよな』
仁兎くんの にっとアイドルらしい笑顔を見て、少しだけ涙腺が緩む。
色んなことあったんだろうけど、Ra*bitsにいるその笑顔がとても大好きだな。
「事務のにーちゃん！見て見て！」
『おう天満くんダッシュか？』
「もー光、みっともないだろ？」
『Ra*bitsはいいな、さすが仁兎くん自慢のユニットだな！』
にっと笑えば、目の前の4人は綺麗に固まってしまう。
あれデジャヴすぎるぞ。
『お、おーい』
「用務員さんっ！笑顔素敵です！！」
「事務のにーちゃんの笑顔カッコいいんだぜっ！」
「かっこいい･･･。」
彼らの目の前で手を振れば、パッと思いついたように口々に言葉を出す。
いや待って、俺はお前達の笑顔に癒されてる。
『やめろ、1年生』
「ははっ、やっぱり都築ちんの笑顔は好かれるなっ！」
『んんん、仁兎くんまで！？』
多分真っ赤であろう今の顔を必死に両手で覆い隠す。
褒め慣れてないんだよ俺は。
『よしっ、早く洗濯物干し終わらせるぞー！』
みんなで騒ぎながら洗濯物干したり畳んだりとっても楽しかった。
あれさくぶん。
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零音(プロフ) - 不眠猫さん» 申し訳ありませんでした。訂正いたしましたのでご確認お願いします。ご指摘ありがとうございました。 (2018年3月11日 15時) (
レス) id: 86bc35ccfa (このIDを非表示/違反報告)
不眠猫(プロフ) - に〜ちゃんの苗字は[仁兎]です (2018年3月9日 23時) (レス) id: 7e00625b4b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆたん | 作成日時：2018年3月2日 22時
