/92 僕の答え。 *黒子 ページ13
黒子side
青「どうした、テツ?ボーッとしてよ?」
黒「……っ!青峰君でしたか…なんでもありませんよ」
『ふ〜ん……どこまで“騙せる“かな?もしかしたら、ここの人達でもう気づいてる人とかいるかも;』
『敵なんだから、しょうがないよね』
Aさんの、独り言……いや、誰かと話していたであろう呟きが頭から離れない
青「…?そうか。何かあったら話せよ?」
黒「はい……」
『……裏切り者か〜……まぁ、どうでもいいんだけど。裏切っても別にいい人達だし……私は元からそっちの人だもんね』
話してもいいんだろうか?
一緒に聞いていた火神君は、「頭を冷やしてくる」と言ってから、帰って来ない
混乱した頭は、誰かに話せば落ち着くのだろうか?
黒「どうすればっ……いいんですか……!」
敵
『ここにいると、凄く落ち着きます!』
裏切り者
『私、ここの人達が大好きです』
騙す
『皆さんは、ヒーローなんですね!』
嘘
すると、ポンッと肩に手を置かれた
赤「黒子……?大丈夫か?」
黒「あ、かし…君」
赤司君は「ちょっと、話さないか?」と言って、総監室に入った
適当に座り、俯いた
赤「……月下のことか?」
黒「っ!なんでっ……」
赤「なんとなく、な……何があった?青峰に話さないとなると、余程のことなんだろう?」
青峰君に言えないのは、青峰君まで混乱させてしまうから……
黒「……実は__」
僕は、さっき聞いてしまったことを全て話した。赤司君は、目を閉じて考え込むように聞いていた
黒「……こんなの嘘ですよね……?今までのが演技なんですかっ……?」
赤「……もし、そうだとしたら……黒子、お前はどうする?」
黒「そんなのっ…そんなの、信じたくありません!Aさんは、そんな人ではありません!勝手な思い込みだとしてもっ……」
つい、立ち上がって叫んでしまった。自分の行動に驚き、落ち着けるように息を吐いた
赤司君は、ジッとこっちを見ている
黒「僕は……Aさんを信じたい」
すると赤司君は無表情から、フッと笑って言った
赤「俺はそれでいいと思うよ。それが、お前の答えだ。難しく考えることはない」
黒「っ!……赤司君、ありがとうございます」
赤「何もしてないよ。さ、火神の所に行ってやれ…」
黒「はい!」
駆け足で火神君の元へと向かった
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メイ - LAINじゃなくてLINEですよ (2015年8月18日 13時) (レス) id: 67fb1b52b6 (このIDを非表示/違反報告)
悠りん(プロフ) - ユキさん» いえいえ!そんなことは……!って言ってると続きそうですね;でも、質問は受け付けてますので!ありがとうございます! (2015年5月16日 8時) (レス) id: 3cfd7ebca7 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - 悠りんさん» そうなんですか!すみませんでした!!いやいや私が悪いんですよ…了解です! (2015年5月16日 8時) (レス) id: ec3ade301c (このIDを非表示/違反報告)
悠りん(プロフ) - ユキさん» あ、それはカノに向けて言ったんです!スミマセン!分かりづらくて……でも、どんどんとおかしいところは言ってください! (2015年5月16日 8時) (レス) id: 3cfd7ebca7 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - ヒビヤとモモの会話はおじさんじゃなくておばさんでは? (2015年5月10日 14時) (レス) id: ec3ade301c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:悠りん | 作成日時:2015年4月25日 11時