【黒バス】私は、大丈夫。だから……ばいばい。【赤司征十郎】

／帰りましょう。８４ ページ5

あ「伊月さん。大丈夫ですか？」




伊「ん？あぁ、この通り元気だよ。月下、謝ることなんてないからな？」




あ「えっ…」




思わず目を見開くと、伊月さんはくすくすと笑った




森「そうだよ、Aちゃん。仲間を助けるのは当たり前だ」




あ「っ！森山さん」




笠「月下のせいじゃないだろう？化け物がやったんだし…だから、その…あんま気にすんな！」




あ「っ…はい」




腕に包帯を巻いている。確か、窓ガラスが割れたんだっけ？




森「ほら、そんな顔しないでよ。可愛い顔が台無しだ。笑顔、笑顔！」




一生懸命に笑わせようとする森山さん




あ「…ふふっ、ありがとうございます」




森「〜〜〜っ！Aちゃん、俺と付き合おう！」




あ「……へ？」




笠「森山ぁっ！！！！」




笠松さんにゲシッと蹴られた森山さんは、小堀さん達が居るところに引きずられていった




あ「探索ですかね？」




伊「絶対に違うよね」




あ「…？あ、付き合うといえば……日向さんはいつになったらリコさんに告白するんですか？」




日「ブフゥッ！」




木「日向、汚いぞ？」




日「るせぇ！コイツが悪い！」




今、リコさんは桃井さんとアレックスさんとで話している




あ「……で！するんですか！リコさんは可愛い方です。すぐに取られてしまいますよ？」




黒「そうですよ。日向先輩、ここは男らしくいきましょう！」




日「なんで黒子までのってんだよ！」




ぎゃーぎゃーと騒ぐ雰囲気が、私の仲間とそっくりで楽しかった




そろそろ火神さんが戻って来そうだったので、次は赤司さんの所へ向かった




カリカリカリ…




あ「…？」




ふと、何かを引っ掻く音が聞こえた




カリッ…




……体育館のドア…から？




花「何か音がするね」




あ「っ！花宮さん」




いつの間にか隣にいた花宮さんも、ドアの方を見ていた




あ「……見てきます」




花「俺も行くよ」




すぐ近くにある渡り廊下に繋がるドア




カリカリカリッ




あ「…？本当に何の音でしょうか……」




花「さぁ……？開けるよ」




キィッ……




扉を開けると、すぐそこに足のない女の人がいて真っ黒な目と目が合った




あ、花「「きゃあっ！？/わっ…！？」」




バタンッと勢いよく扉をしめた




もしかして……コイツが引っ掻いていた…？

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