【黒バス】私は、大丈夫。だから……ばいばい。【赤司征十郎】

／帰りましょう。８３ ページ4

あ「これ、下に持っていったら……冷めちゃいますよ？」




火「あぁ。それなら大丈夫だ。下にコンセントと延長コードがあったからな」




あ「そうですか。もう一つ疑問なんですが……」




火「なんだ？」




あ「火神さんって怒るとき、なんで泣きそうな顔するんですか？」




火「あぁ…泣きそうな顔、か。いや、なんつーの。罪悪感と、伝わらないのが悔しくってよ…ほら、俺、気持ち伝えるの苦手だし……」




あ「……そうですか」




頭を掻きながら、プイッと顔を逸らした




もう下には数個の炊飯器とカレー鍋が、氷室さんと青峰さん、桜井さんによって運ばれている




あ「……大我っ！ありがとう！」




ニッと笑顔を向けた




火「ぐっ…///」




あ「わぁ、大我恥ずかしいんだ〜？かっわいい！」




火「い、いきなりテメーがっ！待ちやがれ！」




バタバタと階段を駆け下りていく




体育館へ出ると、皆がカレーをよそってもらっていた




桃「あ、Aちゃん！」




ぶんぶんと手を振るさつきさんの元へ駆け出した




あ「助けてくださーい！」




バフッと抱きついてから、さつきさんの後ろに隠れた




桃「わっ、どうしたの？」




火「おいA！どこに行きやがった！」




ひょいっと後ろから覗くと、バチリと目が合った




ずんずんと近づいてくる火神さん




桃「女の子いじめちゃダメ！かがみん、めっ！」




あ「……」




めってなんですか！？めっ、って！可愛い！




火「だってソイツが！」




高「なになに〜？またなんかやらかしたの？」




ニヤニヤとした高尾さんが火神さんをつつく




火「コイツがいきなり、呼び捨てでタメで話すから！絶対にそっちが素だろ！」




あ「勝手に恥ずかしがったのは、火神さんです。バーカ」




火「んだとごらっ！」




あ「２号さん！」




わんっ！




あ「ゴーっです！」




その後、すぐに火神さんの叫び声が続いた




そして、火神さんは放って置いて、皆でカレーを食べた。とりあえず、お皿の量にはびっくりしたよね……




そうだ……大怪我した人…と、赤司さんの所に行かなければ…




先ずは、誠凛さんとこの伊月さん

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