【黒バス】私は、大丈夫。だから……ね。【赤司征十郎】

／帰るんです。８０ ページ41

無事に体育館につき、怪我した所を手当てしてもらった




桃「や、火傷っ？」




赤「鏡に手を入れたらこうなったんだ」




桃「うわぁ…ちょっと待っててね！」




パタパタと救急箱まで走っていく桃井を見送る




虹「沢山持ってきておいてよかっな。おかげで、保健室はすっからかんだ」




赤「はい。助かりました」




虹「ま、礼なら灰崎に言うんだな。アイツが持ってくって言…灰「余計なこと言ってんじゃんねーよ！くそが！」…年上に向かっての口の聞き方まだ直ってねぇなぁ？」




ゴキリと指を鳴らした虹村さん




紫「相変わらずだね〜」




赤「紫原…Aは？」




紫「あそこで寝てるよ〜。誠凛とこの監督さんと赤ちんとこのオネェの人が診てる」




赤「そうか」




近くには青峰も居て、実渕と何かを話している




大怪我をした３人もどうやら無事のようだし、一先ずは休憩……かな




手元の桃色のビー玉を見て、息をはいた






Aside




約束……ね？


約束……なのですよ…？




あ「はっ……！」




慌てて身体を起こすと、バサリと毛布が落ちた




青「おま…急に起きあがんなよ……大丈夫か？」




あ「は、はい……」




消えていた筈の手と足を見る




あ「本当に、死ぬのかと思いました……」




手をにぎにぎとしていると、隣で青峰さんが笑った




青「赤司が火傷してまで鏡に手ぇ突っ込んだんだ」




あ「なんとっ……」




お礼言わなきゃ……




あ「青峰さんは大丈夫ですか？」




青「この通り、元気だぜ」




あ「そうですか……っにしても、いい匂いがしますね」




さっきからお腹を刺激するいい匂いがするのだ




青「あぁ……火神と良達がなんか作ってるらしいんだ。見に行くか？」




あ「行きたいです！料理のお手伝い…青「却下」…なんでですか！」




青「お前は休んどけ。ほら行くぞ」




起き上がるのに手を貸してくれた




体育教官室への階段を上がると、匂いが濃くなった




火「っしゃ…出来た！」




桜「食べられるか…分かりませんけど……」




氷「作ってみたけど、どうするんだい？」




机の上にはなんと、生姜焼き。スゲーこんな状況で食べられるものじゃないよ。おいしそ〜…




モクモクとあがる煙。炊飯器もあるのか。炊きたてのいい匂いが……！




てゆーか、なんでこんなに食料が……;

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