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/帰るんです。75 ページ36

すると、黒子さんが見覚えるノートとペンを持ってきて、そこに「大丈夫ですか?」と書いてあった




とりあえず頷いた……が




あ「それ私のノートです!!!」




赤司さんも何かを書き込もうとしていたが、ペラペラとページを捲っては感心したように何かを言っていた




あ「もうっ…」




青「どうした?」




あ「いえ……」




立ち上がって、マイクを握った




あ「赤司さん。今すぐに読むのをやめて下さい……僕に逆らう奴は親でも殺します」




青「お、ま……なんで、それ……」




鏡の向こうで目を見開いている赤司さんと目を合わせた




あ「頭が高いぞ」




参ったな、と小さく聞こえて、ノートが閉じられるのが見えた




あ「あの、黒子さん」




[なんですか?]




あ「女の子の所のページを見せてください。鏡の前に行きます」




[わかりました]




鏡の所に戻ると、黒子さんは見やすいように本を広げてくれた




『これはなんですか?ご本は初めて見たのです!う〜ん…字がすべて反対なのです……』




あ「ごめん、今だけでもいいからお口チャックして下さい」



ん、と右から左に手を動かすと首なしさんも真似をして静かにしてくれた




それを見届けてから、また鏡に視線を戻した




シャーロキアン……なとこは初めだけだったよね。シャーロックは難解事件を解くような物語だし、あまりいいヒントにはならなさそう




頭は身体が来るのを何処かで待っている。身体は頭を探している……か………ん?




あ「身体は頭を探している?探してないじゃん」




頭だって待ってたって意味なくね?身体は鏡から出られないのに……




あ「ねぇ、首なしちゃん。貴女は3棟の鏡に行ったことある…?」




『ないのです!』




あ「じゃあさ……ここの鏡に手をゆっくりあてて、押してくれない?青峰さん、黒子さんに離れてと言ってください」




青「あぁ。分かった。テツ、そこから離れてくれるか?」




黒子さんが退いた




あ「いい?ゆっくり、だよ?」




『う、うん!』




首なしちゃんは、ゆっくり……ゆっくりと手を伸ばして鏡に触れた




あ「力いれて見て…」




『い、いくのですよ……?』




すると……




青「っ!手が……!」




ズブズブと鏡に入っていく




ザザザッ…




あ「え……」




ザザザッ……ザッ……ザーーーー…




突然頭に壊れたテレビのノイズが響いた

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^o^ - 帰りましょうの43話が「そんなこと」が「そんなとこ」になってます! (2016年5月7日 21時) (レス) id: fd496c1cf5 (このIDを非表示/違反報告)
綾華 - 面白い!赤司最高! (2016年2月21日 18時) (レス) id: 43df02899a (このIDを非表示/違反報告)
ハル - やばい!!!もっともっと青峰との絡みをふやしてくださぁぁぁぁぁぁぁい!!!!! (2016年2月20日 16時) (レス) id: 21b34c5310 (このIDを非表示/違反報告)
赤眼の月兎。。(プロフ) - 更新が楽しみですっ!頑張ってください! (2016年2月20日 11時) (レス) id: 5b1e908fcb (このIDを非表示/違反報告)
ユー - 展開が早くなりました!続きが楽しみです!更新、頑張ってください!!!!!! (2016年2月20日 5時) (レス) id: fa9502f7ab (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:悠りん | 作成日時:2015年10月31日 8時

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