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/帰るんです。61 ページ22

諏「特別棟で探すとしたら……あれか?女の足?」




若「うぇ……」




桜「片方ずつではなく、両方いっぺんにあるといいんですけど…」




いきなり棚の中から足が出てきたら悲鳴ものだけどね;




氷「職員玄関関係の化け物ってなんだい?」




紫「知らね。興味な〜い」




福「オレも聞いたことねぇな」




あ「職員玄関から入ってくるなんて、人間みたいですね。そしたら、化け物って言うより……」




渡り廊下を歩きながら会話をしていて、そこで立ち止まった




今「……人間にそっくりな知識と知能を持った化け物かいな?」




紫「はぁ?それなら、こうも言えるんだし。人間と一緒なら人間と同じ欠落があるんじゃね〜」




劉「まだそうと決まったわけじゃないアル。もし難しそうな化け物だったら、一目見てまた考えるアル」




福「そうだな…っとここからは別々だ。気をつけろよ」




今「ほな」




陽泉と別れ、階段を登る。青峰さんと今吉さんを先頭にして並んでいる




あ「…桜井さん?」




桜井さんの上がるスピードが極端に落ちたのを見て声をかけた




桜「え、あ、いや……女性を一番後にしてしまうのは…すみません!」




あ「…!ふふ、ありがとうございます」




見た目なよなよしてるけど、しっかりしてるんだな〜




桜「いえ…本当に、僕なんか………」




後ろを振り返って立ち止まった桜井さん




あ「桜井さん…?」




桜「しっ」




人差し指を口に当てたのを見て、踊り場に差し掛かった今吉さん達が止まる




桜「踊り場まで行きましょう。何かが来ます…」




極力音を立てないように上にあがった




踊り場にあがって、下を除く




ズルズルズルッ……ズル、ズズズッ……




あ「足なしさん……ですか」




赤黒い線を残しながら現れたのは、足のない女の人だった




ズルズズズッ………………




「「「「「っ!」」」」」




ピタリと階段の前で動かなくなり、皆の息を呑む声が聞こえた




そして……




あ「ひっ……」




顔を上げた。目はくり抜かれたように真っ黒で青白い肌がそれを際立たせていた




金縛りにあったように、それから目が離せなかった




すると、大きな手が私の視界を遮るように後ろから現れ、そのまま軽く後ろに引かれた




ズズズッ……ズルズル……




音が遠ざかっていく

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^o^ - 帰りましょうの43話が「そんなこと」が「そんなとこ」になってます! (2016年5月7日 21時) (レス) id: fd496c1cf5 (このIDを非表示/違反報告)
綾華 - 面白い!赤司最高! (2016年2月21日 18時) (レス) id: 43df02899a (このIDを非表示/違反報告)
ハル - やばい!!!もっともっと青峰との絡みをふやしてくださぁぁぁぁぁぁぁい!!!!! (2016年2月20日 16時) (レス) id: 21b34c5310 (このIDを非表示/違反報告)
赤眼の月兎。。(プロフ) - 更新が楽しみですっ!頑張ってください! (2016年2月20日 11時) (レス) id: 5b1e908fcb (このIDを非表示/違反報告)
ユー - 展開が早くなりました!続きが楽しみです!更新、頑張ってください!!!!!! (2016年2月20日 5時) (レス) id: fa9502f7ab (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:悠りん | 作成日時:2015年10月31日 8時

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