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/帰るんです。58 ページ19

Aside




うっすらと目を開けると、私は寝ていたのかと自覚した




起き上がると、隣にリコさんとさつきさんが寝ていた。慌てて2人に毛布をかけ直して体育館の中を見ると、殆どの人目を閉じていた




床で寝ている人もいれば、壁に背をあずけて寝ている人もいる




多分、寝てる人は少ないだろうけど……




今は静かにしてようと座り直した時、ステージ脇の奥から物音が聞こえてきた




おそるおそる近づくと、どうやら物音はステージ下の倉庫から聞こえるようだ




キィ……とドアを開けると、ひんやりとした空気が肌を撫でた




何かいる




開けた時に音が止まったが、何かいる気がする




ゆっくり、壁を伝うように横にずれて電気のスイッチを探す




凹凸を見つけて、眼を瞑りながらパチッと押した




……何も起こらない




ゆっくり目を開けると、何もいなかった




あ「……あれ?」




首をかしげると、イスの山の中に何かが動いているのが見えた




あ「あ、あの〜……誰、ですか?」




すると、可愛らしい顔がひょっこりと覗いた




クゥン……




テツヤ2号だ!




慌ててそちらに駆け寄ると、イスとイスの間に「16」のユニが引っかかっていて抜けないようだった




イスを持ち上げると、グイグイと後退して抜け出した




あ「大丈夫でしたか?えと……2号」




クゥン




わんっ!と返事をしないのは、皆が休んでいるのを知っているのか、ただ知らない場所で怖いのか




あ「皆の所に行きましょう。もう大丈夫ですよ」




わしゃわしゃと頭を撫でてから抱き上げた




電気を消して、階段を上がる途中……いい事を思いついてしまった




あまり足音を立てないように近づいたのは火神さんの元




2号はちぎれんばかりに尻尾を振っている




火神さんは壁に背をあずけて、腕を組んで寝ている。その隣では黒子さんも頭をカクン…カクン…と揺らしながら寝ていた




あ「よし、2号さんから一言!」




わんっ!!!




火「っ…!?どわぁぁあああっ!?!!!?」




火神さんの叫び声に周りの人が慌てて起きて何事かとこちらを向く




火「なっ、は!?テメェ!なんでここにいやがる……2号!!!」




黒「なんで2号まで……」




2号を降ろしてその場から離れた




また、ステージ下へと向かい電気をつけた




赤「へぇ、こんな所があったんだね」




あ「ひっ……!」




いつの間にか隣には赤司さんが立っていた

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^o^ - 帰りましょうの43話が「そんなこと」が「そんなとこ」になってます! (2016年5月7日 21時) (レス) id: fd496c1cf5 (このIDを非表示/違反報告)
綾華 - 面白い!赤司最高! (2016年2月21日 18時) (レス) id: 43df02899a (このIDを非表示/違反報告)
ハル - やばい!!!もっともっと青峰との絡みをふやしてくださぁぁぁぁぁぁぁい!!!!! (2016年2月20日 16時) (レス) id: 21b34c5310 (このIDを非表示/違反報告)
赤眼の月兎。。(プロフ) - 更新が楽しみですっ!頑張ってください! (2016年2月20日 11時) (レス) id: 5b1e908fcb (このIDを非表示/違反報告)
ユー - 展開が早くなりました!続きが楽しみです!更新、頑張ってください!!!!!! (2016年2月20日 5時) (レス) id: fa9502f7ab (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:悠りん | 作成日時:2015年10月31日 8時

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