/帰るんです。55 ページ16
あ「……けど、6つだと思います」
赤「俺もそうだと思うよ……減っているからね」
笠「減ってる…?」
赤「はい」
赤司さんは、水色のビー玉が嵌っているあのプラスチックの板を取って言った
赤「最初、この窪みは12あったんです。水色のビー玉を嵌めたら10に減りました。2つのルートに分かれているのかは分かりませんが、後3つ……」
あ「赤と青と黄色です」
相「……キセキの世代と幻のシックスマン、ね」
あ「なんですかソレ。聞いたことあるような……?」
相田さんの言葉に首を傾げてみる
桃「キセキの世代は、バスケ界の中でそこの5人がそう呼ばれてたの。幻のシックスマンはテツ君」
あ「おぉ。…?幻…………あぁ……はい」
黒「なんですかその目は………っ、けど、それは……僕達が皆さんを……?」
ユラッと不安そうに瞳が揺れた
あ「いいえ。石膏さんはただの基準だって言ってました。それに、私の方が怪しそうなので気にしなくていいと思います」
赤司さんが眉を顰めてなにか言おうと口を開けたけど、被せるように次の言葉を出す
あ「……で、この2つのビー玉一気に嵌めますか?それとも…一つずつ?……と、一気にすみません。生理現象の問題もあります」
今「…ま、確実に一つずつ行こうや。生理現象の「食」はなんとかなるやろ。相手はゲーム感覚なんやろ?餓死なんてつまらへん。何かある筈や」
ピッと人差し指を立てながらニヤリと笑う
岡「ワシも一つずつに賛成じゃわい」
日「俺もだ。2つ一気になにか起こったら…」
大「慎重に行ってもいいだろう。「食」は……月下のお菓子でも貰っておけばいいだろう」
苦笑いしながら大坪さんがこっちを向いた
あ「まだありますよ」
紫「マジで〜?やった」
氷「敦は控えようね」
少しざわついた場を赤司さんは「では」と静めた
赤「進まないと何も始まりませんので、先に見つけた緑のビー玉を嵌めます。いいですか?」
各自が頷くのを見てから赤司さんは、そっとビー玉をコロンと嵌めた
キーンコーンカーンコーン…
〈2時間目終了です。お疲れ様でした……〉
無機質な声が響く
〈報告…職員玄関を閉鎖します。報告…化け物が現れました。報告…月下Aのバグ修整を開始致します。報告…月下Aのバグ修整が完了しました。報告…は以上です〉
あ「っ……」
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^o^ - 帰りましょうの43話が「そんなこと」が「そんなとこ」になってます! (2016年5月7日 21時) (レス) id: fd496c1cf5 (このIDを非表示/違反報告)
綾華 - 面白い!赤司最高! (2016年2月21日 18時) (レス) id: 43df02899a (このIDを非表示/違反報告)
ハル - やばい!!!もっともっと青峰との絡みをふやしてくださぁぁぁぁぁぁぁい!!!!! (2016年2月20日 16時) (レス) id: 21b34c5310 (このIDを非表示/違反報告)
赤眼の月兎。。(プロフ) - 更新が楽しみですっ!頑張ってください! (2016年2月20日 11時) (レス) id: 5b1e908fcb (このIDを非表示/違反報告)
ユー - 展開が早くなりました!続きが楽しみです!更新、頑張ってください!!!!!! (2016年2月20日 5時) (レス) id: fa9502f7ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:悠りん | 作成日時:2015年10月31日 8時