【黒バス】私は、大丈夫。だから……ね。【赤司征十郎】

／帰るんです。５１ ページ12

ね、むい……？




あ「……眠い、ですか……」




そう言われてみれば……そうかもしれない……




生理現象はなかった気がするけど……でもさっき、私は確かにさつきさんに「さすがに疲れた」と話した




……私のいた世界での生理現象はない。けど……




あ「ここでの生理現象は、ここで起こる。なら……相当マズくないですか？特に食」




相「…正解。やっぱり、頭の回転速いわね〜？トイレとかは体育館の無駄に綺麗なトイレあるし、寝ようと思えば寝れる。お風呂…というか、シャワールームもあったわ」




あ「豪華ですね;」




黒「新しいのが逆にアレにあってなくて、気持ち悪いですよね」




アレ…とは化け物のことだろう




葉「だよな〜。ココだってワックスがけちゃんとしてるし？」




葉山さんが床をコツコツ叩きながら言った




実「備品も全部新しくて綺麗にしてあったわ」




黛「埃ひとつなし」




根「人が沢山通う学校とは思えないぜ」




やれやれと言った様子で根武谷さんがあたりを見渡した




まるで……居た人達の痕跡を消しているみたい……前の人達のヒントは一つもない。もしくは、前のクリアの仕方が今回のと関係がない




なら、クリアは毎回違う事になる。そしたら、バグだと言った石膏像は直すはずだ……。何回も行っているゲームに私がバグで起こるのか？




う〜ん……




黒「…？月下さん、どうしたんですか？難しい顔して…」




あ「頭……回らない……うぅ……眠い……」




フルフルと頭を振って考える。「眠い」という単語を思い出してから、本当に眠くなってきた




あ「バグ……と色……あと何個だ……？６人…いや、７個……？違う…火神さんいれて８〜……？」




相「Aちゃん、その考え気になるけど……無理しないで休んだら？」




あ「い〜え、大丈夫です…。皆さんも大変なのに…寝る訳には……いかないの、です。りんが…りんが……待ってる……」




ギュッと目を瞑って開けようとしたら、パシッと両頬を誰かに包まれて驚いて目を開けた




赤「無理するな。今は寝るんだ…今考えても答えは出ないだろう？疲れを取ってまた考え直せばいい。あの事は俺が話しておく、いいね」




あ「……」




睨むように赤司さんを見る。ダメ、ダメ……寝てる暇なんて…




スと視界が暗くなった。赤司さんの手が両目を塞いでいる




あ「や、め……」




赤「寝ろ」




その言葉を最後に、意識がプツンと切れた

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