／帰ります。４０ ページ42
突然のことに驚き、すぐ次の行動に移せなかった
あ「うっ…ぐ……」
素早い動きで目の前に来た女は、ギリギリと私の首を締めあげる
黄「Aっち！くそっ、なんだよコイツら！」
もう1人は、黄瀬さんをコッチに近づかせないように黄瀬さんを襲っている
だんだんと足が背伸びから、とうとう浮く状態になった
あ「っあ…くっ…………ふ…」
口を開けても酸素が入ってこない。頭がクラクラしてきた。苦しい……
ギリギリと弱まる気配のない腕をつかむ力もなくなってきた
ぼやけた目を閉じようとしたとき、知っている声と共に、女が手を離した
あ「はっ……ゲホッゲホッ…ﾋｭ-……ゲホゲホッ……はっ、はっ、はっ……」
実「Aちゃん、ゆっくり……ゆっくり息して！」
無理だ、無理だよ。苦しい…酸素が入ってこない。生理的な涙がポタポタとこぼれる
実「征ちゃん！Aちゃんがちゃんと息できてないわ！」
赤「っ！」
実渕さんは、私の背中を擦りながら叫んだ。視界がまた、ぼやける中誰かが近づいてきた
あ「ふっ……ぐっ……ゲホッ…ﾋｭ-…は、はっ……んっ…」
いきなり、空気が入ってきて肺が膨らむ感じがした
驚いて、少し目を見開くと目の前には赤司さんがいて、私の口を塞いで空気を送ってくれていた
あ「ふっ……ぅ……」
赤「んっ」
赤司さんが口を離したときに、思いっきり咳き込んだ
あ「ゲホッゲホッ……はぁ、はぁ……ケホッ……はぁ…はぁ……」
実「Aちゃん、ゆっくり息吸って……吐いて……吸って……吐いて……」
言われた通りに呼吸を繰り返すと、落ち着いてきた
あ「あり、がとうござい…ます……死ぬかと思いました」
赤「よく頑張ったよ。２人とも…」
黄瀬さんを見ると座り込んでいて、疲れたように笑いながらコチラを見ていた
根「赤司、こっちも大丈夫だ」
葉「黛サンの言う通りにしたら消えたよ！なんでも、こういう幽霊の話しってたんだって！」
赤「そうですか…ありがとうございます」
黛「いや、別に……アンタらは大丈夫か？」
黄「俺は疲れただけっスから」
あ「頭が若干クラクラしますが、平気です。皆さん、ありがとうございます」
黄瀬さんも私と同じようにお礼を言った
赤「体育館に戻ろう。手当てしないとな」
立ち上がる時に、赤司さんが手を貸してくれた
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プリン大好き - え、なにこれ最高かよ（真顔） (2019年8月18日 16時) (
レス) id: 1e5ecb78ba (このIDを非表示/違反報告)
黒海(プロフ) - 好きです。もう、20回以上読んでます。愛してます！(ｗｗｗ) (2017年6月19日 23時) (レス) id: 5300eba67f (このIDを非表示/違反報告)
ユー - 面白いしもっと続きが気になります！続編楽しみにしています！ (2015年10月25日 3時) (レス) id: fa9502f7ab (このIDを非表示/違反報告)
ひばな@腐★ - 続編楽しみにしてます！ (2015年10月24日 22時) (レス) id: 4b7d5194ff (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 続編楽しみにしてまーすっ!! (2015年10月24日 21時) (レス) id: 8478a5faa8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：悠りん
| 作成日時：2015年8月22日 22時
