/帰ります。3 ページ5
あ「あっ……」
ポケットの中のイヤホンを出して、2人の耳につけた
相「え?」
あ「ふっふ〜ん!私のお気に入りの曲です。ちょっと待ってて下さい」
スマホを操作して、ポンッとタップした
あ「片方の耳は塞いで下さい」
言ったとおりに、耳を塞いでくれた
桃「あ…れ?この声…」
相「黒子……君?」
そう!流したのはキャラソン!ドヤァ!
不思議そうにしながらも、次第に頬が緩んでいくのを見て安心した
落ち着く声だし。何より、知っている人の声だからね
ズルッ……ズルズルズルッ
あ「っ!」
2人をギュッと抱きしめる
相、桃「「っ!」」
少し音漏れしていたので、口パクで歌うと、フフッと笑ってくれた
どうやら、勘違いしてくれたみたいだ
その曲が終わる頃には、音も遠ざかり聞こえなくなった
あ「どうでした?」
相「知り合いの声に似てて、なんか可笑しかったわ」
桃「ん〜!惚れる!」
安定でなによりだよ;
あ「よっし!頑張りましょう!まずは、昇降口を目指します。もし、ダメだったら体育館に行きましょう」
相「そうね。体育館は、私も行こうとしてたわ!」
桃「あるある、ですね!」
「おー!」と小さな声で言ってから、教室から出た
廊下には、何かを引きずったような赤い線が出来ていた
あ「前を見ましょう」
スポバを肩にかけ直して、歩き出す。因みに、2人はスクバ
近くにあった階段をゆっくり、一段ずつ降りていくと、直ぐに昇降口があった
桃「あった……」
パタパタとかけていき、ドアを開けようと試みるが……
相「まぁ……そうなるわね;」
開かない。少し揺れるだけだった
桃「あっ、あそこ…体育館だよ!明かりが漏れてる!」
あ「わっ!近くて良かったですね」
……はぁ、と安堵の息を漏らす。光ってこんなにも安心するのか
相「ご、ごめん。こう言うのって……フラグじゃないかしら?」
ア゛ァッ!……ズルズルズルズルズルッ!
あ「それ、言っちゃダメですってばぁ!!」
体育館とは反対側から、さっきのアレが速いスピードで迫ってきていた
2人の手を引いて、走り出す
ア゛ァァァァ!!!!
あ「日本語でお願いしまぁああすっ!!!」
ア゛ァァア!!!ァアアアァア!!!
あ、無理っスか
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プリン大好き - え、なにこれ最高かよ(真顔) (2019年8月18日 16時) (レス) id: 1e5ecb78ba (このIDを非表示/違反報告)
黒海(プロフ) - 好きです。もう、20回以上読んでます。愛してます!(www) (2017年6月19日 23時) (レス) id: 5300eba67f (このIDを非表示/違反報告)
ユー - 面白いしもっと続きが気になります!続編楽しみにしています! (2015年10月25日 3時) (レス) id: fa9502f7ab (このIDを非表示/違反報告)
ひばな@腐★ - 続編楽しみにしてます! (2015年10月24日 22時) (レス) id: 4b7d5194ff (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 続編楽しみにしてまーすっ!! (2015年10月24日 21時) (レス) id: 8478a5faa8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:悠りん | 作成日時:2015年8月22日 22時