【黒バス】私は、大丈夫。だから……【赤司征十郎】

／帰ります。３８ ページ40

黄瀬side




あ「でもまぁ、ＣよりＳＦの方が得意ですね。ドリブルが得意ってのもあるんですけど、ひょろいってよく相手チームに言われるので……」




ムッスーと何かを思い出したように、少しだけフクッと頬を膨らませた




黄「へぇ。てか、ひょろいんスか？」




走ってる時は、安定してたし……




あ「見てください。この力こぶ」




袖をサッと捲って、キリッとした顔で言われた




黄「いや、ねぇっスよ！？」




あれ……このやりとりどこかで……




あ「出来れば、根武谷さんのようなムキムキが欲しいです」




黄「絶対にダメっス！！！」




あ「え」




うわぁ……Aっちがあの筋肉マッスルになった想像が……




あ「あ、牛丼とか食べればいいですかね？食べながら……スクワット？」




黄「なぜに牛丼！？そして、スクワットって……周りの人に迷惑かけるっス！」




あ「では、紅しょうが沢山入れることにします」




黄「なにが「では」なんスか！」




あ「誰か誘えば怖くない、です！」




黄「巻き込むんスか！？犯罪みたいな言い方っスよ！？」




あ「なら、どうすればいいんですか。筋肉あれば、カッコイイですよ」




また、ムッとしているAっち。てゆーか、筋肉＝カッコイイって;




黄「ん〜？Aっちは、そのままでいい気がするっス。性格・根性イケメンだし、そもそも可愛いのに……」




あ「っ〜〜〜〜〜///」




ブワッと顔が真っ赤になった。何気、Aっちって無表情に見えて…結構、百面相あるっスよね




俺が「ね？」っと笑えば、バッと立ち上がると後ずさってしま＿＿＿＿




黄「えぇっ！？なんでそっちに行くんスか！？」




あ「わざとですか！皆さん、タラシ多くないですか！イケメンだからって何でも許されると思うなよです！！！」




口元を片手で抑えながら、叫んだ




黄「タラシではねぇっス！……あと、後ろ……」




忘れかけている化け物。どんだけ話に夢中になってたんだか……ま、俺もなんスけど




あ「あ……黄瀬さん、この女の人……何か言ってます」




黄「そこで振り向く勇気！！！」




あ「ど、うやら……同じことを繰り返し言っているみたいです。読唇術は、やったことがないので……なんて言っているんでしょうか？」




手招きされて躊躇するが、入ってこれないと確信があったので俺も近づいてみる




どーせ、ロクなこと言って…




黄「っ！」




『裏切り者』

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