/帰ります。34 ページ36
黒子side
体育館の中に入ると、膝に両手をついてゼッゼッとする息をなんとか、通常に戻そうとする
日「み、んな……無事か?!」
笠「黄瀬……以外はいるっ……はぁ、はぁ……」
桃「て、テツ君……Aちゃんは……?き、きーちゃん……は……?」
ハッとして、手に持っていた本を開く
立っているのがキツかったので、床においてページを乱雑にめくる
黒「っ……!増えてます……!」
僕の声を聞いた誠凛の皆が、それをのぞき込む
白いキツネ面の隣のページ……
火「人体模型に……ガイコツ……?」
小「…なら、あの2人は理科室に隠れたみたいだな……」
早「いかにもっスね……」
人体模型とガイコツ。
人間になりたくて、いつも合体できないか試している。ガイコツは女を。人体模型は男を襲う。倒し方、混乱させる
黒「混乱……?」
どういうことでしょうか?と口を開ける前に、赤司君の声が響いた
赤「お疲れ様です。事態が悪いようなので、早めに報告お願いします」
日向先輩が、簡潔に図書室の場所と何があったのかを話した
血文字で書かれた本……この本だけが、図書室にあったこと。化け物について、会ったものだけ書かれていること。最後に、海常と会ってある化け物から逃げたこと
その次に、笠松さんが黄瀬君とAさんがいない理由と、白いキツネ面の化け物のことを話した
今「なら、2人はもう……その化け物に会ってるってことになるん?」
木「確実に、会ってるだろうな。月下の叫び声が聞こえたし……」
『っキャァっ!?』
ビクッと肩がとびあがった
皆が驚いて、体育館のスピーカーに目を向ける
次には、派手な音が聞こえてきた
『もう止めて下さいっ!!!!!』
何かで殴った音が聞こえた後、黄瀬君を呼ぶAさんの声が響く
相「な、なにがあったの……?」
花「放送室の中にいるのか?」
その後に、黄瀬君の声もしたので海常はホッとしていた
『そこ……のオンナ……ちょーだ、イ。タべ、ル……おいし、そ……くう……』
『その、コ……チョーだい…………ワ、た……くう……』
耳を塞ぎたくなるような低い声がする。この声が、人体模型とガイコツの声……でしょうか?
『『下ネタはやめ/てください!!!/るっス!!!!』』
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プリン大好き - え、なにこれ最高かよ(真顔) (2019年8月18日 16時) (レス) id: 1e5ecb78ba (このIDを非表示/違反報告)
黒海(プロフ) - 好きです。もう、20回以上読んでます。愛してます!(www) (2017年6月19日 23時) (レス) id: 5300eba67f (このIDを非表示/違反報告)
ユー - 面白いしもっと続きが気になります!続編楽しみにしています! (2015年10月25日 3時) (レス) id: fa9502f7ab (このIDを非表示/違反報告)
ひばな@腐★ - 続編楽しみにしてます! (2015年10月24日 22時) (レス) id: 4b7d5194ff (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 続編楽しみにしてまーすっ!! (2015年10月24日 21時) (レス) id: 8478a5faa8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:悠りん | 作成日時:2015年8月22日 22時