／帰ります。３３ ページ35
黄「……もう、大丈夫っスよ…」
あ「あ……ありがとうございました……」
もう目の前は、ガイコツと人体模型はいなくなっていた
黄「……一先ずは…大丈夫そう……スかね？」
あ「はい……ファーストがガイコツじゃなくてよかったです」
黄「人体模型に襲われるとか笑えねっスよ……全く……」
いろんな意味で疲れた……
あ「あっ……黄瀬さん、黄瀬さん！ビー玉ゲト…ですっ！」
転がっていたのは、緑のビー玉。それを黄瀬さんに見せて笑った
黄「お、やったっスね！」
あ「黄瀬さんにあずけますね。私より生命力強そうですし……」
黄「なんスか？それ…」
初めて、私に向かってケラケラと笑ってくれた
あ「笑っちゃうんですか………………黄瀬さん、ここで重大発表です」
黄「え？」
あ「てゆーか、問題です。ここは放送室です。…で、ここの電源がついてました。……と、言うことは……？」
黄「電源がついてたんスか！？なら、皆にこれ……聞こえてんスかね？」
あ「さぁ？あ、もう一つ言っちゃえば、ドアの外に女の人が立ってて、出るに出られないんですよね。物凄い形相で睨んでるんですけど。窓に血の手形ヤバイんですけどっ！？」
黄「うっわぁ！？」
ギョッとした黄瀬さんは、数歩下がった
あ「まだ……あるんですけど……」
黄「もうなんスかぁ……」
相当驚いたのか、涙声の黄瀬さん
あ「あ、ハハハ……えと、このドア……外からしか開けられないみたいです;……変な構造ですね」
黄「じゃあ！アイツが開けて入ってくるかも……」
あ「……いいえ。無理です」
ねぇ、黄瀬さん。気づきませんか？
黄「……え？」
あ「まず、あの女の人の両手が無いんです……もう、分かりま…すよね……？」
ハッとした黄瀬さんに苦笑いする
あ「あの手形……そこの女の人のではなく……中からつけられた手形なんです……つまり……」
黄「……閉じ込められた……人が、いた……？」
あ「……はい。もしかしたら……“いた“ではなく、“いる“のかもしれません」
いらないフラグだ。勘弁してくれ……
黄「まっ、可能性をあげたらキリがねっス。後は、待つしかないっスよ。コレを聞いていることにかけるしかない……」
自分の弱さにキュッと唇を噛み締めた。誰かを、あの女の人の人に会わせなければならないのだから……
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プリン大好き - え、なにこれ最高かよ（真顔） (2019年8月18日 16時) (
レス) id: 1e5ecb78ba (このIDを非表示/違反報告)
黒海(プロフ) - 好きです。もう、20回以上読んでます。愛してます！(ｗｗｗ) (2017年6月19日 23時) (レス) id: 5300eba67f (このIDを非表示/違反報告)
ユー - 面白いしもっと続きが気になります！続編楽しみにしています！ (2015年10月25日 3時) (レス) id: fa9502f7ab (このIDを非表示/違反報告)
ひばな@腐★ - 続編楽しみにしてます！ (2015年10月24日 22時) (レス) id: 4b7d5194ff (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 続編楽しみにしてまーすっ!! (2015年10月24日 21時) (レス) id: 8478a5faa8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：悠りん
| 作成日時：2015年8月22日 22時
