【黒バス】私は、大丈夫。だから……【赤司征十郎】

／帰ります。３０ ページ32

Aside




黄瀬さんが、ただのイケメンになっている時。隣……理科室から物音がして、ビクッと固まった




あ「な、なんでしょうか？」




黄「ドアの方に近づいてみるっス……」




二人で、抜き足差し足と理科室に繋がるドアに近づく




『……あぁっ……やっ……ん……！！』




あ、黄「「っ！！？！？？！！？！」」




一気に顔に熱が集まる




二人の誰かの声がする




黄「こ、これって……つか、月下サンもアレ考えるんスか……？」




あ「も、もう……高校生……ですから///」




二人で赤面しながら、コソコソと言い合う




あ「さ、流石にマッサージとは考えられないです……」




黄「…っスね」




つーか！なんで、こんなとこでヤんの！？誰だよお前らぁあああ！！！！




あ「と、突撃……しますか？」




黄「はぁっ！？」




あ「何かしらのアクションを起こさないといけません。足は速い方です」




黄「何かあるの前提なんスね！！」




い、行きますよ？と声をかける




スゥと息を吸って……




あ「たのもぉおおおお！！！！！」




バンッとドアを開けた




そこにいたのは……




黄「ガイコツ、と……人体模型……が、ヤってる……」




あ「黄瀬さん。お口チャックです」




ピタッと動きを止めたガイコツと人体模型




あ、黄「「っ！」」




次の瞬間に、グルンとこちらに顔を向け…




ガッ




黄「っつ……」




あ「黄瀬さん！」




ガイコツがあばら骨を投げてきた。私に向かってきたソレを黄瀬さんが私を押して庇った




ソレは運悪く黄瀬さんの頭に当たり、バタッと倒れてしまった




あ「黄瀬さん！しっかりして下さい！」




黄瀬さんの上半身を起こして呼びかける




黄「いっ……」




あ「よかっ…『女と……男…………いた…いた……見つけたァ……』…ひっ……」




『いいなァ……ほしいな、そのカラダ……ちょーだい？』




『ワタしたち……合体、できなか……た……本物なら……ね？』




だから、ヤってたのね！！




カタカタと音を立てながら近づいてくる




あ「い、や……来ない……でよっ…」




また、サッと腕を振り上げたガイコツ




あ「やめてぇぇええええ！！！！」




ギュッと黄瀬さんを抱きしめて目を瞑った




ガッと鈍い衝撃が頭を襲い、意識が落ちた

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