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お食事するにあたっての ページ7

『王様。席を変えてください』

「私からもお願いします」

「なに言ってるんだ二人共。お前らが揃うなんて珍しいことじゃないか。仲良くしろ!」

「『無理です』」

「アハハ!なんだかんだ言って気があうよねー!」

『ごめんピスティ!ちょっと黙ってて!』


ーーーーーーーーーーーーーーー

久しぶりにみんなと夕食を食べようと思ったのに、今日に限ってなーんでジャーファルがいるの!
いつもはまだ仕事してる癖に。タイミング最悪なんだけど。
それに在らぬことか、空いている席はジャーファルの右隣だけ。こいつと肩を並べて夕食を食べても味なんてしないわよ!むしろ美味しくなくなる。
そう思ったから王様に席を変えて欲しいと頼んだのに、あえなく撃沈。

よりによって右隣だなんて………今世紀最大の不覚よ。

『夕食ぐらい楽しく食べたかった…』

「悪かったね、私が隣で」

『じゃあどこかへ行きなさいよ。邪魔よ邪魔』

「空いている席がないからこうなっているんだろうが」

馬鹿なの?みたいな顔でこっちを見るな!……まあ確かにジャーファルの言っていることは正しいんだけど……しょうがない。今回ばかりは諦めますか。

「そういえばヤムライハが来ていないが」

ふと王様がそんなことを言い出した。

「また実験室に籠っちゃったよ?ピスティつまんなーい」

「あんの魔法オタク、また籠ったのか。懲りないなぁ」

ピスティがプウッとほおを可愛く膨らませ捨てたような顔をするのを見て、シャルルカンが毒を吐く。
隣で大人しく食べていたジャーファルも口を開いた。

「熱中すると周りが見えなくなりますからね、ヤムライハは。
ていうかレイ、さっきから喧嘩売っているんですか?買いますよ?」

『売ってないわよ、金属器をチラつかせないで。それ私に勝ち目ないし。ていうか、そっちこそ嫌がらせ?』

「なんだなんだ。どうした?」

騒ぎに気づいた王様が声をかけて来る。私達は口を揃えて言った。

「『こいつの肘が当たるんですよ!』」

ジャーファルは私を指差し、私はジャーファルを指差して王様に訴える。

王様は訳のわからないという顔を一瞬した後、納得したかのような顔になった。

そしてこう言った。

「それお前らが右利きと左利きだからだろ……」

右と左の注意点→←if話 2



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堕天使(プロフ) - りんりんさん» ありがとうございます!気長に待ってくれると嬉しいです(^^)是非書かせていただきます! (2016年1月27日 22時) (レス) id: 6e07dbc3a4 (このIDを非表示/違反報告)
りんりん - リクエストいいですか?女官長さんが酔ってしまった話が見たいです(*´ω`*)お願いいたします (2016年1月26日 22時) (レス) id: 19ff0856e9 (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - イシスさん» もちろんです!リクエストありがとうございます(^^)楽しく書かせていただきます! (2016年1月25日 21時) (レス) id: 6e07dbc3a4 (このIDを非表示/違反報告)
イシス - すみません、リクエストします!女官長さんに猫耳が生えちゃった話が見たいです!よろしくお願いいたします! (2016年1月25日 18時) (レス) id: cb40c7098f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:堕天使 x他1人 | 作成日時:2015年9月3日 19時

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